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【英語】bio break

英語での長時間の会議に出る際に、覚えておくと便利なフレーズ、"bio break"(バイオ・ブレイク)

それは、「トイレ休憩を取る」と、婉曲に、スマートに伝える表現だ。

フレーズの成り立ちを見てみよう。まず、"break"は「休憩」という意味の名詞。"Take (have) a break"で「休憩を取る」という意味になることは、ご存じの方も多いだろう。"Have a break, have a KitKat."という、キットカットチョコの宣伝フレーズを思い出してほしい。

そこに"biological"「生物学的な」という単語を添えて、"Take (have) a biological break"となり、それから更に、"biological"を、"bio"に短縮すると、"Take (have) a bio break"となる。これを訳すと、「生物学的に必要な休憩を取る」、すなわち、「トイレ休憩を取る」という意味になるのだ。

トイレに行きたいから会議を一時抜けさせてほしい、ということを、トイレ(toilet)という単語をそのまんま使わずに、婉曲に表現できるのが、スマートで、好まれているようだ。私の勤めた複数の外資系企業では、誰もがこれを日常的に使っていた。逆に、"toilet break"などと言う表現はあまり聞かない。

会議が長引いていて、トイレに行きたくなったとき。でも、近く休憩時間を設定してくれるのかが分からないとき。会話が途切れるタイミングを狙って、次のように言えばスマートだ。

"Excuse me, may I take a bio break?"
(すみません。トイレ休憩をいただいてもいいですか?)

すると、会議の主催者は、会議が長時間にわたっていたことに気づき、次のように、「じゃあ、今から全員トイレ休憩を取りましょう」と宣言してくれることが多い。

"Of course.  Let's have a bio break now.  Please come back by 10:30."
(もちろんです。では今からトイレ休憩にしましょう。10:30までには戻ってきてください。)

長時間の会議で「生物学的な」ピンチに陥ったら、一大事。そのようなときのために、このフレーズを覚えておいて損はない。

ご参考になれば幸いです!

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