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【温泉】熱海温泉「日航亭 大湯」(静岡県熱海市)

今日ご紹介するのは、熱海温泉の日帰り温泉施設「日航亭 大湯」さん。

熱海には、何度かグループで旅行に行ったことがあったが、この日は、ひとりでふらりと外湯に行くことにした。

以前、こちらの施設に、徳川家康の愛した温泉があると聞いたことがあり、いつか行ってみたいと思っていたのだ。

JR熱海駅から徒歩15分ほど。結構な距離だが、熱海駅からの道のりは、ほとんど下り坂。徒歩でもそれほど苦にはならない。

こちらの看板が目印だ。入口は、この右側の道路に面している。

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この角を曲がると、徳川家康が熱海の湯を愛したことについての、長い説明書があった。

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この説明書には、次のようなエピソードが記載されている。家康は、熱海温泉の効能を大変気に入り、滞在中の京都の伏見城から、わざわざ熱海の湯を取り寄せて、年老いて多病であった吉川広家に、お見舞いとして大阪まで届けた、というのだ。家康がこちらのお湯を愛していたことがよくわかる。

こちらが、「日航亭 大湯」さんの玄関。

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入浴料金は、大人1000円、子ども500円。立ち寄り湯としては、少々お高めかもしれない。でも、十分その価値はあった。

受付で料金を支払ったら、長い通路を進んでゆく。男女のお風呂が日替わりで入れ替わるとのこと。この日は、男湯が手前、女湯が奥だった。

こちらが男湯入り口。

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さらに進むと、女湯の入り口。

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ところで、この施設での注意事項をひとつ。それは、脱衣室のロッカーについてだ。

こちらのロッカーは、使用する際に100円を投入しなければならないのだが、スーパー銭湯などでよくある、「100円があとで返却される方式」ではなく、駅のコインロッカーのように、「投入した100円が返却されない方式」だということだ。

私は、服を脱ぎ、貴重品をロッカーにしまって施錠し、意気揚々と、お風呂に臨もうとした。

そこで気づいた。なんということでしょう! 私は、手ぶらの状態だった。つまり、身体を洗うためにいつも洗い場に持っていく、いわゆる「温泉タオル」(温泉旅館でもらえるような薄手のタオル)を、ロッカーに入れたまま、施錠しまったのだ。

これでは身体が洗えないうえに、他のご婦人方に見られたくない身体のパーツを隠すことができないではないか! アラフィフだが乙女の恥じらいを失っていない私にとって、絶体絶命のピンチである。

小さく舌打ちをして、いったん施錠したロッカーを再び開ける。タオルを取り出して、もう一度ロッカーを施錠するため、追加でさらに100円を要してしまった。かなり、ショックだ。

皆さん、同じような過ちをされないよう、ご注意を!(なお、ロッカーではなく、棚のかごに荷物を置いておくことも可能です。貴重品管理は自己責任で。)

気を取り直して、徳川家康の愛した湯に浸かる。

湯船の写真は撮れないため、以下の写真を、公式ページからお借りした。

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もう1枚。

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この日の女湯は、内湯と露天風呂があったが、特に、石造りの露天風呂(上記の写真とは異なるものです)が素晴らしかった。

広々としていて、15人くらいは余裕で同時に浸かれそうな広さだ。ちょっとしたお庭に面しており、開放感がある。温度も、熱すぎず、ぬるすぎず、ちょうどよかった。永遠に浸かっていられそうだ。

ところで、こちらの温泉では、源泉の温度が98度と、かなり高い。加水・循環ろ過もなく、お湯の量で温度を調節しているそうだ。だから、とびきり新鮮なお湯だ。

お湯の湧き口から投入されるお湯を、恐る恐る触ってみたところ、確かに、熱かった!(良い子はマネしないように。)

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。舐めてみると、少ししょっぱいような味がする。

そして、お風呂から出た後も、いつまでも体がポカポカして、保温効果が長く持続するなあと感じた。

お風呂から出たら、休憩所で自由に休憩することもできる。この日も、沢山の人が休んでいた。(こちらも、公式ホームページからの写真。)

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観光地として大変ポピュラーな熱海にありながら、客層は、地元の方か、かなりの温泉マニアと思しき方が多かった。いかにも観光客、といった様子のグループはおらず、皆、手際よく、黙々と温泉を楽しんでいるようだった。

ああ、いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設の公式ホームページは、こちら。

こちらから徒歩15分の地元の共同浴場(温泉)「山田湯」さんの記事もどうぞ。

過去の温泉訪問記事へは、こちらのリンク集からどうぞ。


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