【グルメ】外出自粛下のテイクアウト（品川区大崎）
品川区大崎は、再開発され、高層ビルやタワーマンションが建ち並ぶ新しい街。そのせいか、ビルのテナントとして入居している、どこの街にもあるようなチェーン系の飲食店が多い。下町系Ｂ級グルメを好む私にとって、普段はあまり興味を惹かれないエリアであるが、コロナ禍で外食を控えるためテイクアウトを探しているうちに、駅から少し離れると、良心的で素敵なお店が点在していることがわかった。
１．「魚玉」さんの海鮮丼
ThinkParkビルの裏の坂を百反通りまで登ったあたりの、お魚屋さんのやっている食堂のような庶民的なお店。写真はテイクアウトの海鮮丼（800円）。見た目にも華やかだし、ネタも新鮮な海鮮丼だ。自宅での食事が特別なものになる。ウニやイクラを載せた豪華版もあるようだ。お味噌汁もエビの出汁がきいていておいしい。エビの頭が２匹も入っていた。お昼ごろに通りかかると、コロナ自粛下であったが、地元のお客さんが沢山来ていた。
２．「ボンジョルミ」さんのムサカ
魚玉さんのある百反通り沿いにある、地中海料理屋さん。若いご夫婦が経営しているアットホームなお店。以前ランチと夕飯に伺ったことがあり、ギリシャやトルコ系のお料理がとてもおいしく、気に入っていた。今回久しぶりに思い出し、お店の応援も兼ねて、夕食用のテイクアウトを電話で注文。ギリシャ料理の定番というムサカ（1200円）を、前菜盛り合わせ（1000円）とともにいただいた。エスニックな香辛料の香りが食欲をそそり、エキゾチックなお味。地中海旅行気分が味わえる。Zoom女子会のお供にぴったりのお料理だった。
３．「オーさんのお弁当」のタイ料理弁当
コロナ対策として、品川区商店街連合会さんが立ち上げた「しながわTake Out Mapプロジェクト」のホームページ（https://shoren.shinagawa.or.jp/event/6942）で見つけたお店。というか、厳密にはお店ではない。タイ人の料理人さんが個人でやっている移動式のお弁当屋さんだ。大崎ウィズシティーから百反通りを挟んで反対側の路上に、平日のお昼限定でお弁当を売りに来ているのだ（３枚目の写真右端のあたり）。
ガパオライス、カオマンガイなどが定番だとのことだが、週替わりのメニューもある。たまたま私が行ったときはパッタイ（600円）であり、買ってみた。写真のような紙パックに入っている。意外にとてもボリュームがあり、味は本場風のエキゾチックなもので、桜エビにナッツなどがアクセントになっている。女ひとりでは１度の食事では消費しきれず、２度に分けていただいた。店舗がないため固定経費が安いのだろうが、600円はかなりお得だと思う。（※２枚めの盛り付け写真の、野菜の一部とイチゴは自宅にあったものです。）
４．「nico（ニコ）」さんのサンドイッチ
別記事（「目黒川ラン・パン屋さんハシゴ…」）にも書いたが、こちらは、山手通り沿いだが、なかなか見つけづらい場所にある。そしてとても小さい店舗。体に優しい野菜たっぷりのサンドイッチがショーケースに宝石箱のように並ぶ。オススメの、４種類の小さいサンドイッチをセットにしたニコサンド（380円）をいただく。どの種類も野菜が詰まっていて、繊細なお味で申し分なし。美味しいサンドイッチが食べたくなったら是非リピートしたいお店である。
今回のお店たちは、いずれも、大崎駅やほかの駅から少々遠いこともあり、あまり有名ではなさそうである。でも、いずれも素晴らしいお料理だった。こういう隠れた素敵なお店との出会いこそが、お店探しをやっていて最も喜びを感じる瞬間である。こういう小さな嬉しいサプライズが、日々の生活に潤いを与えてくれる。コロナ禍で日々の自粛生活に楽しみを見つけるのが難しい中、三密を避け、遠出を避けつつも、小さな幸せを探していきたい。
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