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【英語】resonate with…

今日は、何かに「共感した」ということを表現するフレーズのご紹介。

"resonate" という、「(音などが)鳴り響く、反響する」という動詞を用いて、

<物事>+ resonate + with + <人>

という順番に並べて使うフレーズだ。こちらの意味は、

<人>が<物事>に、共感する

というものである。

私の会社では、ネイティブスピーカーが、プレゼンやディスカッションの場で、この表現を使っているのを時々聞く。特に、何かの考え方や理念に対して、共感する、ということを示したいときに、使われている。たとえば、次のような例だ。

"Your company vision resonated with me."
(あなたの会社のビジョンに共感しました。)

Such a message will not resonate with our customers.
(そのようなメッセージでは顧客の共感は得られないだろう。)

"resonate" という動詞は、学校教育ではあまり見かけない単語であると思う。恥ずかしながら、私も、外資系企業に入るまではこの単語について知らなかった。ご存じなかった方は、この機に覚えておいていただければと思う。以下、オンライン辞書「英辞郎」の解説。

resonate
【自動】
〔音・声などが〕鳴り響く、反響[共鳴]する◆音の質や、音が鳴り続く状態に焦点が置かれた動詞。
〔心の中に〕響き渡る
《電気》共振する
【他動】
反響[共鳴]させる、鳴り響かせる
《電気》共振させる
【発音】rézənèit、【@】レゾネイトゥ、【変化】《動》resonates | resonating | resonated、【分節】res・o・nate

 resonate with
~に反響する、(人)の心に響く、~の間で共感を呼ぶ

私の感覚であるが、この "resonate with" という表現が使われるときは、単に、何かに同意する、納得するという、物事に対する理解や同意を示すだけではなく、それを超えて、裏にある理念や考え方に、心の深いところで共感する、というニュアンスを出したい場面であることが多いように感じる。

"resonate" という動詞の、「鳴り響く」という本来の意味からも、「深く感じ入る」というような語感が、何となく伝わるのではないかと思う。

この表現を覚えておいていただいて、誰かが、何か、とても良いことを言ったときに、すかさず使って、

What you have just said resonated with me!
(私はあなたが今言ったことに、共感しました!)

などと言ってあげると、喜ばれるだろう。

ご参考になれば幸いです!

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