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【グルメ】「マヅラ喫茶店」のクリームソーダ(大阪市北区)

JR大阪駅の正面のエリアに、大阪駅前第1ビル、第2ビル、第3ビル、第4ビルという、4つの巨大なビルで構成される、商業ビル群がある。

1970年から1981年にかけて開業したもので、大阪市都市開発局により、大阪駅前再開発事業として建設されたものだそうだ。大阪駅周辺には新しいビルがたくさん建っているが、このビル群は、時代に取り残されたかのように、昭和な雰囲気を醸し出している。

これらのビルの上層階には、主にオフィスが入居しているが、下層階、特に地下階(B1、B2)には、金券ショップや、小さな商店がたくさん入居している。そして、この地下には、とても充実した、巨大な食堂街があるのだ。

早い、安い、うまい、の3拍子揃った、庶民的で高コスパな飲食店が沢山入居している。雑然としていて、どことなくアジアンな雰囲気を醸し出している。B級グルメハンターの私にとっては、まさに、パラダイス。

この食堂街は、食事の時間帯には、サラリーマンたちや買い物客で大いに賑わう。私も、梅田エリアでお昼ごはんを食べるときには、このビル群をぶらぶらすることが多い。

前置きが長くなった。今日ご紹介するのは、そんな駅前ビルの一つ、駅前第1ビルの地下1階に、時代に置き去りにされたかのような、クラッシックで昭和レトロな喫茶店。

それが「マヅラ喫茶店」さんだ。

こちらが、その入り口。

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反対側にも、入り口がある。どちらの入り口においても、ジョニー・ウォーカー氏の人形がお出迎えしてくれている。

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店の前に掲げてあったメニュー。ナポリタンや、プリンアラモードなど、昭和の喫茶店的メニューが並ぶ。

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店内はとても広く、一昔前のラウンジのようなレイアウトだ。照明や椅子などは、まさに、昭和レトロ。

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タバコを吸うかどうか、尋ねられた。このお店には喫煙席があり、分煙対応している。いつからそうなったのかは分からないが、そうなる前は、かなり長い間、全面喫煙可だったと記憶している。私は大のタバコ嫌いなので、分煙になる前は、このお店が気になりつつも、一度も入店したことがなかった。

入店すると、既に沢山のお客さんで賑わっていた。幸い、禁煙席が空いていて、すぐに案内された。喫煙席の方からタバコの匂いが漂ってくるかな?と心配したが、特に気にはならなかった。

店員さんが、すぐにオーダーを取りにきた。このテキパキとしたスピード感が、大阪っぽくて、私にとっては心地よい。

昭和レトロな喫茶店で頼むものといえば、やはり、クリームソーダ(380円)でしょう! 周りを見ても、クリームソーダのオーダー率が高いと感じた。

オーダー後、やはり、素晴らしい速さで、現物がサーブされた。

見よ、この、鮮やかな色!

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子どものようにウキウキしながら、ストローを刺し、吸い込んでみる。

期待どおりの、昔、懐かしい味。

見た目はいかにも甘そうな色だが、決して甘すぎない。メロンソーダのシュワシュワが、アイスと溶け合って絶妙なハーモニーを奏でている。これぞ、正しい昭和のクリームソーダ、という感じだ。

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至福のひとときを楽しんだ。

ちなみに、これは、伝票の写真。こちらも、大変レトロである。「よい雰囲気とセンス、そして安いことで喜ばれています。」と書かれている。うん、同意します。

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私の子どもの頃の、昭和40-50年代にタイムスリップしたような気分になった。ああ、楽しかった。

ごちそうさまでした!


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