【英語】last but not least
今日は、外資系企業でよく耳にするフレーズ、"last but not least" をご紹介しよう。
これを日本語に和訳するのは、なかなか難しいが、あえて訳すと、「最後になりますが、今まで述べたことに劣らず重要です」という意味になる。
このフレーズを使うのは、何か複数のことについて述べるときに、一番最後に述べる事柄について、順序は最後("last")であっても、重要度は他のことに劣らない ("not least")、ということを注意的に述べるためである。
ここでのポイントは、"least" の使い方である。"Least"は、多くの皆さんが義務教育で習われたとおり、「小さい」「少ない」という形容詞、または、「小さく」「少なく」というの副詞の最上級であり、「最も小さい」「最も少ない」あるいは、「最も小さく」「最も少なく」という意味である。
それを "not" で否定して使うと、「最も小さいわけではない」「最も少ないわけではない」という意味になる。つまり、"not least" で、「他のものに劣らない」という意味になる。
そして、英辞郎で、"last but not least" を検索すると、次のように訳されている。
もうひとつ、次のフレーズがヒットした。副詞 "certainly"(「もちろん」という意味の副詞) をさらに加えた表現だ。
会議やプレゼンの場、またはスピーチの場で、複数の協力者の名前を挙げてお礼を述べるときが、その典型例だ。
例文を見てみよう。次のように、順番が最後("last")になった人に配慮して、「順番は最後になったけど、あなたのことを決して軽く見ている("least")わけではありませんよ」というメッセージを伝えたいときに使う。
英語で、複数の人にお礼を言うべき場面に遭遇したときに、とっさに使えるよう、覚えておくと便利だ。
ご参考になれば幸いです!
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