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読書家・サザヱ

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読書家サザヱの読書録。常に手元に本がないと、落ち着かない。半身浴をしながらの読書が、至福のひととき。
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「読書家・サザヱ」目次(保存版・随時更新)

「読書家・サザヱ」マガジンの目次です。2020年4月から読書録を書き続けてきましたが、記事の…

サザヱ
2年前
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【読書】『本音』小倉智昭/古市憲寿

今日ご紹介する本は、『本音』(小倉智昭/古市憲寿)(新潮新書、2024年2月20日発行)。 小…

サザヱ
13日前
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【読書】『影の地帯』松本清張

今日ご紹介する本は、松本清張の長編推理小説『影の地帯』。 私は子どもの頃から松本清張の推…

サザヱ
1か月前
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【読書録】『君たちはどう生きるか』吉野源三郎

今日ご紹介する本は、吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』。初出版は1937(昭和12)年。盧…

サザヱ
1か月前
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【読書録】『BORN TO RUN』クリストファー・マクドゥーガル

今日ご紹介する本は、クリストファー・マクドゥーガル氏の『BORN TO RUN』(読みは「ボーン・…

サザヱ
2か月前
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【読書録】『新版 思考の整理学』外山滋比古

今日ご紹介する本は、外山滋比古氏の『新版 思考の整理学』(ちくま文庫、2024年2月)。 著者…

サザヱ
3か月前
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【読書録】『伊豆の踊子』川端康成

今日ご紹介する本は、川端康成の『伊豆の踊子』(新潮文庫版)だ。表題作『伊豆の踊子』のほか、『温泉宿』『抒情歌』『禽獣』の合計4編が収録されている。 先週、伊豆は湯ヶ野温泉の温泉旅館「福田屋」さんの記事をアップした。こちらのお宿は、『伊豆の踊子』の作中で、主人公の「私」が逗留したとされるお宿だ。 『伊豆の踊子』は、数十年前、まだ若い頃に読んだことがあった。「福田屋」さんを訪問したことをきっかけに、を久しぶりに再読したくなり、本書を手に取った。 『伊豆の踊子』は、あまりにも

【読書録】『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル

今日ご紹介する本は、世界的名著である、ヴィクトール・E・フランクル (Viktor E Frankl)…

サザヱ
3か月前
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【読書録】『熔ける』井川意高

今日ご紹介する本は井川意高氏の『熔ける』(幻冬舎文庫、2017年)。副題は『大王製紙前会長井…

サザヱ
4か月前
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【読書録】『ルース・ベイダー・ギンズバーグ アメリカを変えた女性』ルース・ベイダ…

今日ご紹介する本は、『ルース・ベイダー・ギンズバーグ アメリカを変えた女性』(晶文社、202…

サザヱ
4か月前
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【読書録】『世界を知る力』寺島実郎

今日ご紹介する本は、寺島実郎氏の『世界を知る力』(PHP新書、2010年)。15万部を超えるベス…

サザヱ
4か月前
19

【読書録】『なぜ私だけが苦しむのか』H.S.クシュナー

今日ご紹介する本は、『なぜ私だけが苦しむのか』。著者は、H.S.クシュナー。副題は『現代のヨ…

サザヱ
5か月前
20

【読書録】『古都』川端康成

今日ご紹介する本は、日本の誇るノーベル賞作家・川端康成の小説『古都』。昭和36年から37年に…

サザヱ
5か月前
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【読書録】『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・シェイコブズ

今日ご紹介する本は、『ある奴隷少女に起こった出来事』(原題は、"Incidents in the Life of a Slave Girl ")。著者は、ハリエット・アン・ジェイコブズ("Harriet Ann Jacobs")氏。私が読んだのは、新潮文庫版。訳は、堀越ゆき氏。 この本は、約150年前に、米国南部の奴隷少女がペンネームを使って書いた、自伝的ノン・フィクション小説だ。しかし、実話ではなく著者不詳のフィクションだと考えられ、長い間、その存在は忘れられていた。それ