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【毎日note312日目】樋口一葉に惚れ惚れする。

人から何を言われても「私はこう思います!」と、自分の意見をはっきり主張できる強さがほしいと思う今日この頃です。

こんばんは。さゆです。

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(↑午前3時まで寝ない猫ちゃんです…(ΦωΦ)フフフ…)


自分の意見を押し通すのではなく、また他者にそれを押し付けるのでもなく、世界を広い視野で見て、その上で物事を建設的に考えて、自分の主張を持つーー。


…それってたくさんの勉強が必須だし、意外と難しいことだと思うのですが、そうやって自分の意見をはっきり心に持つことは、何だか自信に繋がるように思いました。


先日、エイ出版社さんから『偉人もみんな悩んでいた』という「偉人たちは、悩みに対してどう向き合ってきたのか?」が書かれた本を頂いたのですが、そこには、5000円札の顔でもあり、明治を生きた貧苦の女流作家である樋口一葉も登場しました。


彼女は、「母が文句ばかり言う」ことに悩んでいたそうです。


一葉は17歳の若さで、一家の大黒柱となり、母と妹の3人を支えていかねばならない事態に陥りますーー。


小説を書き始めて稼ごうとするも、なかなか売れない。

そうすると母が、「仮に10年後に有名な作家になるとして、それまではどうやって生活するのよ」とねちねち…((((;゚Д゚))))

生活のために商売をはじめても、「お前の志が弱くて、立った心がないからこんなことになるんじゃないの…」と、またもやねちねち…( ´;゚;∀;゚;)



めっちゃ嫌な姑みたいなお母様ですが、一葉は強かった。

「老いた人などは、ただものの表だけを見て、すぐに良し悪しを決めてしまう」

と悟り、「世の中の評判なんて気にせず良いと思ったほうに進もう」「失敗したらまた立ち上がれば良い」と腹をくくり、雑貨屋を開業します。



その雑貨屋も経営不振で長くは続かなかったそうなのですが、この時の経験をもとに、文学史上の名作と評される『たけくらべ』が執筆されたというのですから、自分の信じた道を進むことの大切さを実感させられます。


私は、他者から何か傷つくことを言われようものなら、もうそれだけで心が折れ、しばらく立ち上がれなくなるので、どんな過酷な状況におかれようが、冷静さを失わず、母の言葉を分析できる一葉の頭の良さに惚れ惚れしました。


最近はニュースを見ていても、偏向報道がひどいなと感じることもあるし、SNSを見ていても、どれが一体正しい情報なのか、本当によくわからなくて、何を信じたら良いのか疑心暗鬼になることも増えました。

心をざわつかせずに過ごせる1日なんてほぼなくて、あらゆる「正しさ」も、自分の頭で考えて、選びとって行かなければならないのだと痛感します。


「私はこう思うんだ」と考えることができる賢さを身につけたい今日この頃です。

それこそ、樋口一葉のように、物事の表と裏、どちらも見て考えられたらなと思います。


20代前半の頃は、私は本当にアホで「人生は30歳で終わりみたいなものやろ~。もう色々ラクになってるはず~~!」なんて呑気に考えていたのですが、全っっっくもってそんなことはなく、未だに悩み、頭を打ち、自分の馬鹿さ加減に辟易して、落ち込む一方です。

それに、人生は一生勉強せねばならないことだらけだなと思います。

色々悩みまくりですが、毎日少しでも成長できたら良いなあああ…! と、机に突っ伏しながら思う私でした。


さゆ



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