売れそうにない記事をしばらく置いてみた時の感想
やってみたというか、やってみます。有料記事を。
自分の書いたものというのは自分の延長とも言えます。
初めてライターとして書いた記事の原稿料をもらったとき、どんなことを思ったのか、もう今では思い出せないけれど、ライターと名乗り始めた頃、自分を評価されているようで、文字ひとつの修正にも見積もりひとつ出すのも、ヒヤヒヤドキドキしながらやっていたことを思い出します。
そうやってジリジリしながらも少しずつ経験を重ねて、心を剥き出しにしなくても、ある程度の仕事はできるようになりました。せっかく動じなくなったのに、またここでお試しをしてみようと思います。
ライターとして大成しようとかいう志も、こうやって事業化しようとかいう戦略もないままでも、おかげさまで何とか個人事業主として、やってこれました。でも数年経った頃から今までずっと頭の片隅にあるお題があります。それはどうやったら自分から仕事をつくれるのか、ということです。
いくらでやってくださいという案件に応募するのでもなく、こういうのやれます?と言われて見積もりを出すのでもなく、こういうものが必要ではないかと考えて提供するというタイプの仕事をやってみたいと思いながら、ずっとそのままにしてきました。
利益を求めない自主事業、マイプロジェクト、プロボノみたいな選択肢もあるけれど、今の自分の課題は、後2〜3年のうちに月に5〜10万円の収入を得られるような仕組みをつくることです。自分1人、大人2人なら食えてきたけれど、子どもが増えたら、なかなかそうも言えません。
子どもが小学校にあがる前くらいを目処に、追加で時間と体力を使わず、今やれることのなかで思考錯誤していこうと考えたとき、有料記事販売というのはひとつの候補でした。
でも、そこで長期戦略を立ててじっくり取り組むということが気分屋の自分にはなかなかできません。
子どもとの暮らしを描いたエッセイ?今までの経験を活かしたお役立ち記事?これからやりたい趣味の挑戦記?
アイディアは出るけれど、今ひとつピンときません。
かといって結果にとらわれずに新しいことに取り組むのも落ち込みやすい自分にはなかなかできません。
価値のない記事だったら売れないだけだし、仮に売れて内容が薄かったと誰かを落胆させることはあっても、それで誰かが死ぬとか、急に訴えられるとかいうことも考えにくいですから、リスクは小さいんです。なのに、何ででしょうね?
どういう内容だったら100円払いたいかを考えたけど100円の価値のある情報が提供できそうにない
やるならシリーズ化した方がいい気がする
ちゃんとプロフィールも整えるべきだろう
書籍化まで見越して書く人もいるよね
そもそも自分がお金ほしいという動機で書いたものに誰がお金を払う?......
やらない言い訳はたくさんありました。
だけど、ふと自分の記事に値段をつけて売る気恥ずかしさを超えて、もしも出してみて、もしも売れた場合、どういう気持ちになるのか体験してみたくなったのです。100円を払ってくれたことや払ってくれた相手に対して、自分はどう感じるのか。こればっかりはいくら想像してみても、やってみないと分かりません。
仮に売れなかったとしても「まぁそんなもんだよね」と納得もできるでしょう。現実として体験すれば、やらないことでの希望、できてないことを見ないようにして傷付かずにいるみたいな状況はつぶせるわけです。
ちょうど、#やってみた も募集中のよう。皆さんのやってみたのレベルが高すぎて萎縮するけれど「やってみた」には違いありません。だって今までやったことないんだもの。
というわけで、有料記事設定をしてみます。
この線の下には随時更新で、こんなことを書いてみようと思います。
・とりあえず、公開してみた後の感想
・1週間経って、何もなかった時の感想
・1ヶ月経って、何もなかった時の感想
・購入があった場合の感想
もしも有料記事販売をしてみたいけれど値段をつけるのが怖いという人がいたら、その人の身代わりにはなれるかもしれません。まぁ、売ったらどうなるのかを知りたいんだったら、自分で100円つけて売る方が早いと思うけどね。
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