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インタビュー企画「わたしとパニック障害」への思い

こんにちは、フリーランスソーシャルワーカーのゆきです。
今回はインタビュー企画「わたしとパニック障害」への思いについて書いていきます。

きっかけ
きっかけはズバリ私自身がパニック障害になったから。
過労だろうと思っていましたが、さまざまな診療科を経て行き着いた心療内科で、パニック障害の診断。「なんじゃそれ?芸能人とかがなるやつじゃないの?」と病名を知っていた程度でした。

Twitterをはじめる

ソーシャルワーカーとして社会福祉協議会で勤務していたこともあり、【当事者の経験は心強いもの】という認識がありました。
そこでまず始めたのがツイッター。パニック障害専用のアカウントを作成しました。当時薬の副作用で横になっている時に唯一さわれたのがスマホです。片っ端からフォローやいいねをしていきました。すると同時期にパニック障害と診断された方が大勢。リアルな世界では出会うことができなかったでしょうから、とてもありがたかったです。
Twitterをどう活用したかと言うと、まずしんどい時に「しんどい」と言うこと。フォロワーさんも同じ病気ですから何も言わずとも察してくれて、暖かい言葉をかけていただける優しい世界が広がっており、とても救われました

当事者ミーティングを開催

おかげ様で寛解状態になり、仕事復帰についてのツイートを多くするようになりました。すると私以上に仕事への悩みを抱えている方が多かったことに気づきました。もっと当事者の話を聞いてみたい!とZoomを利用しての当事者ミーティングを企画し、延べ5回32名の方のお話を聞かせていただきました。
闘病期間、症状、苦手なこと、苦手な場所、お仕事の職種、誰一人として同じ方はいませんでした。そして参加者の皆様がとても前向き。勇気をもって泣きながら話される方もいらっしゃいました。

議題は「症状の理解と共感」「仕事との両立」「生活と治療の両立」「治療の選択(投薬、カウンセリング)」「セルフケア」「妊娠出産」「行政制度の活用」などが上がりました。

いずれの議題においても同じ症状をかかえる者同士が経験を持ち寄り、安全なルールのなかで、それぞれが感情を整理しながら、孤立や孤独感の解消に役立つ時間となっていたと感じます。

 参加者の感想の一部
・専門家や医者ではなく、今パニック障害で悩み、前を向き治癒したいと思っている人達の実践話や、経験談が聞けたり、話せたりでとても気持ちが楽になった。
・精神疾患は周りから理解されにくいが、ここではすぐに理解が得られ、普段押し殺している辛さを吐き出すことができる。
・「予定を入れる」「会場へ行く」ということがパニック症は難しい人がいる、オンラインでの開催により自宅でも参加でき、キャンセルもしやすい。
・参加できてとてもよかった。それぞれの環境で、少しづつ成功体験を積み上げようと前向きになった。
・いつの日か完治したときにこのミーティングがとても良い思い出になりそう。そんな日が来るのを楽しみにしている。
・情報交換も笑いもあり、楽しく参加ができた。このような場は本当にありがたい。


居場所をつくりたい

居場所づくりは「共通のきっかけ」があれば、どこででも進むと私は考えます。
支えるときもあり、支えられているときもあり、それが「居場所」です。
文章として残し、パニック障害や不安障害の当事者やその家族の居場所的な役割にできないだろうか?
と、この企画をいたしました。

インタビューを受けるのは読んでいるそこの貴方です。
誰かの居場所を一緒につくりませんか?

インタビュー受けても良いよ!って方や
文章が好きだから経験をエッセイにして提供したい方を募集しています。
テーマは「わたしとパニック障害」「わたしと不安障害」
お気軽にコメントやSNSなどでお問い合わせ下さい。

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