出会いに感謝した私に起きた変化
3年間いた職場から転勤した。コロナで仕事の内容も変化し、おまけに前日には急な案件まで入りバタバタだった。そんな中、私はひきつぎについて、神経を尖らせていた。理由は過去の嫌な思い出に囚われているからだ。
私は仕事が好きだ。常に良くしたい、効率よくしたい気持ちがある。そういうことに取り掛かるとやることは増えるわけで。あとの人に引き継いできた。ある時あなた今まで何してたの?後任の人大変そうだよ。と言われたことがある。必死にやってきて良かったと思うこともあれば大変なこともあった。この言われように驚きと悲しみ腹立たしい気持ちになった。自分の仕事の仕方を振り返り、うまく行かなかったことばかりを思い出しては落ち込み、自分を否定した。その発言をした人はその後昇進し異動した。後任はきれいにまとめて評価を受けた。
私は過去の記憶がリフレインし、最後の日は明らかに不機嫌になのが自分でもわかった。話しかけないでオーラを出して、早足でオフィス内を歩き、頭を冷やすのにランチは一人で行き、目処がついた頃には異動の挨拶周りの時間になっていた。
お世話になった方と顔を合わせ会話をする中で、感謝の気持が溢れてきた。いつもアウェイ感が拭えなかった、不慣れな私を支えてくれた多くの方々。部署を超えて思ったよりも沢山の人と関わっていた。
あと少し整理して帰るという私に、長らく一緒にやってきた二人が温かい言葉をかけてくれた。こんなふうにしてくれることが嬉しい。
涙が出そうだった。
終わったから言えることだが、良い経験ができた。
過去の嫌な思い出は、どうでも良くなった。
誰がなんと言おうと私はよくやっていることを認められた。これまでの不安やモヤモヤした気持ちもなくなった。
すべての出会いに感謝する。これも感謝をし続けた効果だろう。
感謝、なんて素敵なことなのだろう。
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