名称未設定アートワーク_3

起立性調節障害だったときのはなし

ゴールデンウィークにあまり休みがなかったこともあり(久しぶりの海外滞在が半分以上でしたが、観光で行ったわけでもないので)、いろいろとストレスが重なったことも原因なのか、いきなり倦怠感がすさまじい1週間でした。なんとか這い上がって活動していたのですが、昨日あたりが限界で、1日何もしないことにしました。

ここ数年は自分の不調と生きており、ここ最近は調子が比較的良かったので、久しぶりの調子の悪さでした。

状況は把握できていて、おそらく自律神経の乱れによるものだと思われます。

年齢にもよるのかもしれませんが、学生の時より日中の活動があまりできなくなっていて、無理をすると数日引きずられるようになりました。もう、朝が辛い。お恥ずかしながら体が起き上がらないのです。起きていても体は起きてない、みたいな日々が続きました。

数年前に通院していたときに処方してもらった漢方薬がまだ残っているので、それをちょっと飲みつつ今日は徐々に回復させつつあるのですが、漢方薬以外でなんとかする方法はないのかとネットで情報をさがしておりました。(と、即効薬があるなら苦労しないので、結局1日何もしない日を作ったのが正解でした。)

そんなわけでそのネットサーフィンをしているうちに「起立性調節障害(OD)」に関するページが出てきました。

ちなみに定義は下記を参考に。

起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)とは?
起立性調節障害には、おもに以下のような症状がみられます。

・朝に起きられない
・立ちくらみ
・全身倦怠感
・食欲不振
・立っていると気分が悪くなる
・失神発作
・動悸
・頭痛
・夜になかなか寝つけない
・イライラ感・集中力低下
===
小学校高学年から中学生の思春期前後の子どもでは、このような朝起きの悪さ、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調を訴えて小児科を繰り返し受診することがあります。

しかし一般的な診察や血液検査では該当する異常を認めない場合、多くは起立性調節障害(OD)と診断されます

起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つであり、頻度は約5~10%と大変に多いものです。

https://www.od-support.com/

そしてすっかり忘れていたのですが、「私そうだったわ!」ということに気づいた昨日。忘れてたので備忘録的に書いております。

今日はそのODとはなんぞや!ということを色んな人に知ってもらえたらなーと思って書いてます。

(症状など思い当たる人などは、この記事に頼らず専門機関にかかってくださいね。あくまで私の経験談です!専門的な記事ではないのであしからず。)

🚗🚗🚗

ODだったときの私のこと

私は中学生の時にODだと診断をされました。

各所の記事などに見られるものとして「朝元気がないけど夜に元気になる」というもの。自律神経乱れるパターンと似ているかもしれません。

当時の私はこんな状態でした。

夜は夜更かししない真面目なやつで、学校に行くときは7時半前には家を出る必要がありました。

異変に気づいたのはその朝の登校のとき。

ある日突然自転車をこげなくなったのです。気怠さがひどすぎて、ペダルを1つ1つふんでいくことだけでもしんどい。あのしんどさをうまく言い表せませんが、とにかく自転車をこぐのが毎朝辛かった。もちろん朝起きるのも辛いのだが!

当時はとにかく苦しくて、前のハンドルに上半身がのしかかる姿勢で、くたくたになりながら毎日自転車をこいでいました。

最初はその異変を親に言っても全く理解されませんでした。

もともとひどい偏頭痛もちだったので、そういう不調に親は寄り添ってくれていましたが、流石に「朝自転車がこげなくて辛い」は全く意味がわからなかったようで、「何それがんばって行きよ〜」みたいな扱いでした。(何より帰りのチャリは部活帰りもあってか元気なんだよな)

危機感をもったのは「このままでは遅刻する」という状況までチャリこげなくなったことにあります。あまりに私が毎日しつこく訴えるもんで、病院に連れて行ってもらったのがその半年後くらいでしょうか。結果その状態は1年弱くらい続いたんじゃないかと思います。(今思い出したけどこのときも漢方薬処方してもらったわ)

ちなみに当時ひどい低血圧で、それもこの病院のときに発覚したような覚えがありますが、特段目立った原因がないこともあって、当時先生にODかもね〜と言われて診断をもらった覚えがあります。

ODって今どうなっているの?

当時は珍しかったみたいで書籍などもなかったため、先生から情報を知るしかなかったのですが、最近ではこの診断をもらう子が増えているみたいですね。

そこで気になってみてツイッターでエゴサしてみました。そしたら明らかに思春期の子の大変そうなツイートがたくさんでてきました。「仮病だろ」と言われて苦しんでいる子も多いみたいです。

でもその本人からすると、とにかく朝は辛いのです。謎に辛い。しかも最近はSNSなどの誘惑もあるから、さらに夜更かししやすくて環境をコントロールするのが難しくなってより悪化している人もいるかもしれないですね。(当時私はケータイもなかったしPCでできることも限られてて夜はすぐ寝てた)

そして、ODの知識をせっかくなのでちゃんと身につけたいなと思ったのですが、あまり書籍などもなく、先にご紹介したwebページで十分そうな気がします。むしろもっとないのかー!と思ったわけです。

ちなみに私はこの経験を思い出して、あのときの不調と今の不調は同じで、ちゃんとケアしないとなと思い直しました。ありがとう過去の私。

🚗🚗🚗

さいごに

おとなになって、自律神経の調子が悪いという情報や状況は、一般知識として知られるようになっていますが、思春期の子たちのなかにはなかなか理解者がいなくて苦しい子もいるようですね。

この状態続くんかね‥と不安に思っている人もいるかもなーと思ったのと、誤解する人もたくさんいるのだなーと思ったので、書いてみました。

ちなみに私なんかは大人になって元気になったりもしているので、今深刻に思う人は、その調子と付き合いながら過ごすが一番だと思います。それとは別に自律神経が乱れやすくはなっていますが、生きていてずっとそうだったわけではないです。

ただ、ODは知らんうちに治ってしまう側面もあるので、だからこそそのとき自分にケアしてあげていたことは忘れがちなんですよね。私のことだけど!

その辛かったときに工夫したことが、おとなになっても活きてくると思うので、今深刻になりすぎず、だけどその経験は忘れずにいてほしいのと。

加えて、その経験が誰かの支えになるので、誰かに寄り添えるようになる経験の1つだと思って、前向きに過ごしてほしいなと思います。

(症状など思い当たる人などは、この記事に頼らず専門機関にかかってくださいね。あくまで私の経験談です!専門的な記事ではないのであしからず。)

最後のお願い📌
役に立った、よかったと思ってもらえたら、ぜひ記事下のスキ♡をクリック&タップお願いします!次へのモチベーションに繋がります🙇
もし書いてほしいこと、知りたいことなどがありましたらTwitterでもnoteでもコメントよろしくお願いします!楽しみにお待ちしています◎

この記事が参加している募集

いただいたサポートは、多様な人たちとの関係性が当たり前にある社会の実現に向けて、Collableに寄付します!