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中古本を買う意外なメリット


私の趣味は読書だ。

「新卒の就職面談か?」って話だが、私の趣味は後にも先にも読書なのだ。
時間があるとき、時間が無い時でも、嬉しい時、悲しい時、いつでも本を読んでいる。家には、読まれることを待っている本が大体5冊くらいスタンバイしている。いわゆる「積ん読」ってやつだ。

隙間時間は大体本屋にいる。
なので大体売れている新書はどんなものかわかっていて、ためになりそうだったり興味があると購入する。
ネットなどの情報から偶然新書でない本に興味を持ったら、古本屋に行って購入する。

今日は、その中古本を買うメリットの話。

中古本を買うメリットは、もちろん定価よりも安く購入することが出来ること。
でも実はそれだけじゃないメリットがある。
前の持ち主が付けた「印」である。

中古本を読んでいると、元の持ち主が付けた印に出会うことがある。
それはマーカーだったり、ペンだったり、万年筆らしきインキだったり。
その印の箇所がとても興味深い。
私にとっては全然重要じゃない箇所にマークしてあったり、一方でとっても共感できる部分にマークしてあったり。
元の持ち主はどんな人で、どんなヒントが欲しくてこの本を読んだのだろう?そして、この本を手放したということは、問題が解決したのだろうか?
などなど、思いを張り巡らせるのが面白い。
思わず適当に読み飛ばしそうになった部分にマークされていると、「おっと」と思って、じっくり読み返してしまう。

キングコングの西野さんが、「しるし書店」というものを運営していることをご存知だろうか?
読者が印をつけた本を、あえて買い取ることが出来るオンラインの書店である。
本来であれば、書き込みがされている本は高い値が付かないはずのところを、逆転の発想でビジネスにつなげた。
それが例えば著名人が印をつけた本であれば高価な値が付いたりする。
共感を共有することが出来る、面白い仕組みだ。

そんなこんなで、古本屋に居ると、なんだか宝探しをしている気持ちになれる。
今度、神保町にでも行ってみようかしら。

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