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The PROM

おはようございます。
井上紗代美です。

今日は最近見た映画について🎬

2020年の
"The PROM"
というNetflixオリジナルのミュージカル映画です。

メリル・ストリープニコール・キッドマンが共演。
「glee グリー」のライアン・マーフィが監督という豪華な顔ぶれ!

〜あらすじ〜
ニューヨークの元人気舞台俳優ディーディーとバリーは、新作ミュージカルが失敗し役者生命の危機に立たされる。

一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高生エマとアリッサが、女性カップルでプロムに参加することを禁止され悲嘆に暮れていた。

ひょんなことからその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会を利用して自分たちのイメージを挽回しようと思いつき、同じくキャリアアップを狙うアンジーらとともに計画を練るが……。

ライアン・マーフィーが監督なだけあって圧倒的にglee感!!!
high school、そして歌とダンス、プロムというアメリカのミュージカルっぽさがぎゅーっと詰まった映画でした。

豪華なキャスト陣や圧巻の歌唱とパフォーマンスなど見どころは多いですが、
ストーリーは実際に起きたLGBTQへの差別を題材にしています。

2010年にミシシッピ州でプロムに女性の恋人を同伴しようとした女子高生に学校側が反対、プロムを中止し、非公式のプロムを推奨すると言った対処で全米の注目を集める問題となった出来事をもとに作られたこちらの映画。


映画の主人公のエマを演じているジョー・エレン・ペルマンも、
自分がクイァであることを公言しています。
(クイァとらセクシュアルマイノリティの総称)

ただ、この作品は実は他にもメッセージが隠されているらしい!!
というわけでさらに調べてみました。


映画はインディアナ州を舞台に描かれているのですが
インディアナといえば、ペンス(現)副大統領がインディアナ州知事だった時代から反LGBTQを公言。

2015年に「信教の自由回復法(Religious Freedom Restoration Act)」という名の下に、LGBTQを弾圧できる・差別できるという州法を成立させた州なのだそう。

これに対し、アップル社のティム・クックCEOをはじめ、各企業から批判やボイコットが起こり、のちに州法が修正されたという経緯があります。


この映画は華やかなキャストとその歌声だけが売りではなく、
本当に起こったLGBTQコミュニティへの差別を訴え、
「あなたなら、どうする!? どれが本当にすべき行為なのかわかるよね」と全ての人々の心に訴えかける意味ある作品でもあるそう。

そんなメッセージが含まれていたのだとは知らずに見たのですが、
それぞれの問題を解決してそれぞれが幸せな形を見つけられるストーリーに
とっても心温まりました。


ありのままの自分が何者であるかを表現すること
与える者であること
成功者こそ謙虚であること

をこの映画から学ぶと同時に、LGBTQについて考えるきっかけとなりました。

映画からも学びを♪

それではみなさまごきげんよう。