詩『宝石箱のなかみ』

一かけらの今 詩の投稿コンテスト「遠い日の恋」投稿作品

たとえば、授業中
ななめ後ろから見る眠そうな目
こっそり投げつけた消しゴム

たとえば、帰り道
夕焼けに照らされた横顔
握った手のあったかさ

たとえば、二人乗り
しがみつく君とにやけた僕
くすぐったい背中

たとえば、それは、過去

小さい綺麗な石のような
僕にしかわからない
大切なひとかけら

Twitterでおこなわれていた、詩の投稿コンテストにて大賞をいただきました。素敵な作品がたくさんあるので是非見てみてくださいね。


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