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【書評】人生を変える断捨離(やましたひでこ)

断捨離を始めて1ヶ月以上が経過した。育児と仕事の合間を縫ってなので歩みは遅いが、家も心もどんどん変わっていっている。

断捨離を始める!と決めて、私がまずとった行動は、断捨離関係の本の読み漁りだ。結果、「3大断捨離本」と勝手に決めた3冊がある。断捨離はこの3冊を読めばなんとかなるような気がしている。今日からその3冊の書評を書いていこうと思う。

初日の今日は「断捨離」という言葉の生みの親でもあるやましたひでこさんの著書

断捨離は継続していくことに意味がある。断捨離というとなんだか捨てることがフォーカスされがちだが、一度捨てたって、そのためこむ心根が変わらない限り、結局また溜まってしまう。テレビなどで片付けられない女特集やゴミ屋敷特集で数ヶ月後に再訪したら前と同じ状態に戻っていた!という話は誰でも一度は見聞きしたことがあるだろう。捨てる習慣に、増やさない習慣、行動する習慣etc...、新しい習慣を身につけなければ快適は続かないのだ。

しかし、新しい習慣を身につけるというのは非常に難しい。特に断捨離本に手を伸ばしているような溜め込み体質の人はなおさらだ。

「溜め込む」ということは「捨てない」ということ。そして「捨てない」ということは捨てるか捨てないかを先送りして決めないということだ。先送りするということは、現状を変える気がないというのと同義だから、「新しい習慣を身につける」という変化をすんなり受け入れられるはずがないのだ。

では、どうするか?

まずはその心根を叩き直さなければならない。今日から紹介する3冊(というか断捨離本のほとんどがノウハウよりマインドセットの内容が主なのだが)の中でもやましたひでこさんのこの著書は言葉の生みの親だけあってマインドセットの部分が分厚い。そして基本的なことが網羅されている。

語り口の雰囲気としてはしっかり者の目上の女性に叱られているような、そんな感じがした。悪く言えばややクドいので、文章を読むのがあまり好きでない人、簡潔な話が好きな人、怒られるのが苦手な人は途中で嫌になってしまうかもしれない。素直な人、叱られたいマゾっぽい人にはうってつけではないだろうか。

断捨離を始めたくて、しっかりした先生に叱られたい体質の方、オススメです。

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