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bee とる zoo

あああー。
また今日も呑んでしまった。

で、くだらない駄洒落を言っている。
すみません。

私が高校生の頃、4っつ上の姉はロンドンに住んでいた。浪人して予備校に通っているかと思いきや、サボって遊びほうけていたのが父に見つかってイギリス留学に飛ばされたのだ。実質、遊学。

姉はロンドン留学初期、治安のいい北西部に住んでいた。よく長期休みに姉のフラット(マンション)に泊まりに行って、そこからロンドン中心部に遊びに出かけると、バスでいつもアビーロードを通ったものである。

ところが、姉は広い部屋に住みたいと、その後ロンドンの治安が悪くて家賃相場の安い地域に引っ越した。

もう、あの引越しの頃の悪夢は、振り返るとキリがない。命にかかわったことも二つはあった。一つは書いたら狙われそうだが、もう一つは大丈夫そうだ。

私がイギリス北部の寄宿学校に入っていた頃、中間休みがやってきてロンドンの治安の悪い姉宅に泊まった。ちなみにお隣さんは、姉の日本人友人宅。彼氏はジャマイカ人のレゲエ大好き陽気で良い人、安心だ。

そんな日、姉は留守。布団で寝ていると突然ヂクっ!と太ももに激痛が。見てみるとなんか蜂がいた。

あ、わたし、ここで死ぬんだなと、次第に涙が頬をつたう。

お隣さんなど全く頭によぎらなかった。

我に返り、いつもは高くて我慢する国際電話をかけた。
そこには、私が赤子の頃からの実家の従業員さんの声。

( ありがとう、もうだいじょうぶ )

携帯片手に力つきたのか、
そのあと、何と声を掛けられたのか正直覚えていない。

英国の
えげれすの
遠い遠い異国の地で
わたしはひとり
しぬんだな

今思えば酷いくらい大袈裟だ。

翌日、私は生きいた。
そして、今も生きている。

で、大人になった私は酔っ払って、
日本でくだらないこと言ってるよ、
ビートルズー、って。

どうなってんだ、
この世界。

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