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ジェンダー日記#13 私であること
夏真っ盛りですね。
私は、この夏、どうしても欲しかったものがやっと手に入りました。
何かというとヒール付きのサンダルです。
足の甲の血管とかが見えるし、苦手意識があったんだけど、どうしても欲しくて、マルイのヴェリココの店舗に直接行って、他店舗の在庫を探してもらって、やっと手に入りました。
似合わない・ゴツさがでる
そんな理由が先行して履かなかったんですが、いざ履いてみると可愛くて……!
あんまり我慢しすぎなくてもいいのかな、って、ファッションでもそうですが、それ以外のことでも思うようになりました。
きっかけは、私が所属している、Xジェンダーのサークル内でのZoomのやりとりでした。
数人の、気の合った友人との、ファッションについての談義。これが、いろいろと私の固まった考え方を変えてくれました。
私以外が、FtX(つまり私とは逆)だった、ということもあるかもしれません。
MtXとFtX。違うようでいて、共通点も実は多いんだって、いろいろと話すと感じました。
だって、互いに自分の体への性別違和感は持っていて、ずれているという感覚があるから。そして、自分の体の性別に沿った服装やファッションへの限界・不一致感があるから。
もちろん、Xジェンダーって一口で言っても、その中身は千差万別、十人十色。でも、根本というか、芯の部分では、同じなんだ、って感じるからこそ、逆の性別であるFtXの方たちの言葉には、自分では気づかなかった「凝り固まっていた部分」を見つけるきっかけになりました。
中でも、一番、印象に残った言葉があります。
それは、「かっこよくて綺麗だなんて、最高じゃないですか」といってもらえたこと。
それは、たまたま私がZoomしているときにタンクトップを着ていたことや、普段は職場ではレディースを着てたり、髪型がボブやショートボブにしてることとかを話した上での反応でした。
私の中では、「男らしい要素」は、なるべく除外したいと思っていたんですが、幸か不幸か、競泳をしていて「いかり肩」の私はタンクトップが似合います。それは私としては、あまりいい要素としては考えてなかったんですが、「かっこいい」っていう男性的な要素を、今の中性的な(やや女性よりですが)見た目のまま持っていても、それはそれでいいのかな、って思えました。自分の男性性を認めてあげられたような気がしました。
もっと肩の力を抜いてもいいのかなって思えました。そうしたら、もっと気楽にファッションを楽しめそうです。
ではまた次の日記で。
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