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ナショトレに合格したい!親ができる5つのこと。

 本当に遅筆で自分が嫌になりますね。こんにちわ。今読み返すとなんかちょっと違う…と思う下書きばかりが溜まっていきます。
 今はCOVID-19の影響でほとんどのサッカーチームも自粛を強いられており、トレセン活動どころでは無くなっていると思います。現6年生においては、やっと自分たちの代のトレセン選考が始まる!という時にこのような自体になってしまい子供達もがっくり来ているのではないでしょうか。おそらく現時点地区トレセンの選抜が出来ているかどうか?というところで止まっていると思いますし、夏までのトレセンの大会はおそらく全て難しいでしょう。そんな中なので、去年の次女の経験は参考にならないかもしれません。ですが、女子のトレセンについては、男子チームに所属していて女子は自分1人だったり、先輩に女子がいなかったりすると特に、情報が全然無いという人も多いと思うので、少しでも参考になれば幸いです。そして、今回は親の私たちにできることは何か?ということを書きたいと思います。サッカーに関わらず、何かのスポーツや勉学などで上を目指している子の親御さんに読んでいただければと思います。

 次女のトレセンについてはここで何度か記事にしてきました。上記2019年9月に次女が県トレのAチームとしてMTMという大会に選抜されたところまで書きました。結果からお話しますと、次女はそこから関東トレセン(後述しますが女子の場合はナショナルトレセン選考会に選抜されたメンバーを指します)に選抜され、その中からナショナルトレセン関東(女子は関東で8名)に選抜していただきました。5年生になる時に市トレに落ちてお風呂で泣いていた子とは思えない大躍進です。
 少し、県トレ以降の流れについて説明します。あくまでこれはひとつの県の事例であり運用は地域によって様々なようですのでそこはご容赦ください。県トレセンは、今年は60名程度選ばれており(これも年度によって違うのですが)その中をA、B、Cに区切って月1度練習しています。その中から大会に帯同するメンバーを選抜するのですが、大きな大会としては夏の関東MTM、十文字杯、関東トレセンリーグ(10月から月1度くらい4回)、年度末のキャノンガールズエイトとなります。昨年は関東MTMにAチームが、十文字杯はBチームが出場し、関東トレセンリーグはA〜Bチームから24名選抜され(自チームの大会等で参加出来ない選手がいればBチームから繰り上がり選出されます)参加しました。キャノンガールズエイトは1チーム18名で埼玉からは4チーム参加するので、72名選抜されます。(この大会は地域によって行われる時期が違い、関東はギリギリ開催されましたが、多くの地域で中止になってしまいました。)4月〜10月から行われる関東トレセンリーグくらいまでの活動を鑑みて、12月に行われるナショナルトレセン選考会に選抜されるメンバーが決定されます。これはおそらく、ですが、MTM関東での成績で各県の選抜人数が割り振られているように感じました。埼玉からは11名(GK2人)が選抜され、選考会に参加しました。ナショナルトレセン選考会は男子は各県20名?くらい来ていたようですが、女子は関東全体で30名程度だったと思います。女子はこの選考会に参加したメンバーを関東トレセンと呼んでいます。(男子は違うようです)ナショトレ選考会は1泊2日で行われ、AチームBチームと初日から分けられます。そのチーム分けは1日目と2日目でも昇降します。2日目のAチームからナショナルトレセンが選考される、ということのようですが、初日にBチームでもナショナルトレセンに選抜される子もいますので、諦めず精一杯取り組むのが良いと思います。選考内容としては、トレーニングや女子内での紅白戦などを経てから、男子の各県の選抜チームと対戦します。やはり、ここに選ばれてくるような男の子だとでかい、強い、速いの三拍子揃ってたりしますし、県ごとなので1年間戦ってきたチームですが、女子は各県から集められた即席チームですので、女子たちは苦戦していましたが、何度か通用する場面や良い試合している時もあったように思います。おそらく普段から男子とやっている子が多いのでその辺りは怯んでいる様子はありませんでした。

 前置きが長くなりました。やっと本題です。ナショナルトレセンに合格してから、いろんな方に「どうやったらそういう風になれるのか?」と聞かれるようになりました。私はただのサッカー好きのお母さんであり、自分は中学時代テニス部ですし、サッカー経験者じゃありません。そういうお母さんに何ができるか、というお話をしたいと思います。


1:練習や試合をたくさん見に行く

 私がやっていたことで1番なのはこれだと思います。私は次女がサッカーをしているところを見るのが本当に好きだったので、時間があれば見に行っていました。次女も「見にきて!」というタイプだったので、平日夜間のトレーニングも迎えに行く時、なるべく30分早めに行ってコーヒーを飲みながらトレーニングを見ていました。それが私の楽しみでもありました。次女やチームの仲間・先輩が楽しそうにサッカーをして、どんどん成長していくのを見ているのは練習だろうが試合だろうが楽しかったんです。元々サッカー好きなのもあるかもしれませんが。

2:たくさん見には行くけれども、絶対にダメ出ししない

 この2番が1番大事だと思います。よく「うちの子"見にくるな"って言うのよね」って言う親御さんも居ますが、見にくるなって言われる場合、大抵試合後ダメ出しとかしていませんか?アドバイスという名のダメ出しも一緒です。うちのジュニアチームは「親のダメ出し禁止」というルールがありました。試合の帰りの車の中の反省会、絶対禁止です。最初は私も苦しかったので言いたくなっちゃう気持ちはわかります。他の子は頑張っているように見え、自分の子は言いたいことだらけなように見えるんですよね。「なんであそこでシュート打たないの」「あの時、右サイドがら空きだったのに!」「トラップミスから相手に奪われるなんて!だからもっとトラップ練習した方がいいって言ったのに!!」おそらく全部1番本人が分かっていると思います。もしくは、本人が自ら練習の重要性やスペースの存在に気がつかないと、外野が言っても意味がないのです。試合終わったあとに親が「何やってんのよ!」って言って上手くなるなら、全員プロになれています(笑)どうしても言いたい…という気持ちをどうするか。私は、次女を自分の推しだと思うことにしました。だって推しが何かミスした時に「なんでこうなったの?もっと練習しろって言ったのに!」なんて言いませんよね!「下向かないで!ファンが付いてる!」っていうと思うんですよ(笑)

3:とにかく応援と共感のみ!!

 ダメ出しやアドバイスはしないけど、応援と共感は良いと思います。これはうちの次女に言われたことなんです。私は結構自分の意見を言ってしまうタイプなので、次女が何か愚痴みたいなことを言うと、そういう時に解決策やこういう違う視点もあるんじゃないか、なんてアドバイスをしてしまうんですよね。でも次女が「ママにはアドバイスなんて求めてないの!!ママは私のことを応援と共感だけしてくれてればいいの!!」と。その時にハッとさせれられました。自分が悪いって分かっていても、「そっかそっか、そんな嫌なことがあったんだね」って話を聞いてほしいときありますもんね、大人でも。サッカーに関してのアドバイスは、監督やコーチにお任せして私はサポーターに徹しようと思ってやってきました。ただ、もちろんサッカーのこと以外ではもちろん怒りますよ(笑)あと我が家は練習にしろ合宿にしろ「あーあだるいなー」みたいな気持ちなら行かなくていい、サッカーに行くのが義務だと思ってやっているんならいつでも辞めていいと言っていました。私が頼んでサッカーやってもらっているわけではないと。安いわけではないサッカーにかかるお金も、うちは子どもが3人いて楽々払っているわけではないこともしっかりと話していました。だからこそ、120%楽しんでほしいと。次女がサッカーに対して楽しくない気持ちになったら、いつでも辞めていい、というのは今でも言っています。「お母さんのためにプロになるなんて絶対思わないで。ママは次女が楽しんでなかったら何も嬉しくない」って。

4:強制しない

 ナショトレに選ばれるなんて、小さい時から自主練たくさんしてきたんでしょう?どのくらい自主練してるの?と言われることがあります。次女に関しては4年生くらいまで自主練ゼロです。そもそも、サッカー(フットサル)を始めたのは5歳ですが、当時次女がいたクラブチームはチームというものがなくスクールだけだったので、最初の数年は週1回のスクールに行っていただけでした。チームが発足したのが次女が小学校3年の時。その時はチームが発足したといっても、6年〜2年までで20人くらいでしょうか。8人制の試合もそれまでしたことがなく、6年生の大会に全学年くっついていく感じでした。次女の学年は4年生になるまで3人しかいなかったこともあって、チーム活動しているといっても、ゆるい空気だったように思います。本当にサッカー=遊びでした。なので私自身リフティングっていうものをコツコツ練習して数を出来るようにする、という概念自体ありませんでした(笑)うちのチームにはすごく上手な先輩がたくさんいて、その子たちの技や動画を見せてもらったりしていましたが、「わーすごい!」と思っただけで我が子にやらせようと思ったことがありませんでした。うちのチームはシュートやキックの蹴り方とかリフティングをチームの時間でやることはありません。なので、次女は4年生の終わり頃までキックもリフティングも全然出来ませんでした。ロングキック、どころかPKも届かないくらいです。なので次女はシュートするときはいつもキーパーまでかわして流し込んでいました。シュートが打てないからです。だから私は、シュートやキックの練習をもっとした方が良いんじゃないか、とは思っていました。もっと練習したら?と言ったこともありました。でも結果的に次女がシュート練習などをトレーニング終わりに残ってやりだしたのは5年生になってからでした。自分の将来のことを考えるようになりだした時期でもありました。結果的には、そこから1年とたたずに蹴れるようになり最終的には県代表の試合でもコーナーキックを蹴るまでになりました。だからあのとき強制しなくて本当に良かったと思ったのです。私が「毎日キック練習100本、出来なかったら家に入れない」なんてしていたら、確かにもっと早い段階で蹴れるようになっていたとは思います。でも、「サッカー大好き」っていう気持ち、持ち続けていられたでしょうか?次女は「サッカーが楽しくて仕方ない!」「サッカー大好き!」なんですが、私は「次女のため」「次女にもっと上手くなってもらいたい」という御旗のもと、1番大切なその火を消してたかもしれない、と思うとぞっとします。

5:送迎、食事(弁当)、お金

 あとはこれだけです(笑)
というか、ここまで4000字以上書きましたが、結局親に出来ることって、これくらいしか出来ることないです(笑)こんなに長々書いて結論これかい!とお怒りの声も聞こえてきそうですが。ジュニアのサッカーは親のこれらの協力無しには正直難しいです。トレセン活動も関東トレセンリーグなどは他県に現地集合だったりします。お金もそこそこかかります。少年団などでは多大な親の人的協力が必要だったりします。中学生年代の女子がプレー出来る環境はもっと少なくなるので、ジュニア年代よりもさらにこれが必要になります。これ以上親の協力が得られないということを理由に、中学年代でサッカーを続けるのを諦める子もたくさんいると思います。
 

最後に

 次女のトレセン活動を見ていて、思ったことがあります。サッカーは陸上のようにタイムが出てはっきり優劣がつくものではありません。なので選抜も選抜する人によって、判断が違うこともあると思うんです。だから結局、子供が「トレセンで上を目指したい!」と思うのであれば、頑張る姿を応援してあげれば良いけれども、親が「それを目指して頑張りなさい」というものではないと思うんです。M-1グランプリで優勝することは素晴らしいけれど、それが1番芸人として面白いということか、というとそういうわけではないですもんね。芸人として生きていくことが目標だとすると、M-1で優勝することが最終目標ではなく、通過点ですもんね。でもM-1目指して努力すること自体は悪いことではないですからね。あれ?伝わりますか、伝わらないですか。なにはともあれ、親が熱くなりすぎないことです。子どもの人生は子どものものですからね、と自戒をこめてこのnoteを書いた次第であります。おしまい。

いただいたサポートは次女が海外挑戦するときの費用として大切に貯めておきたいと思います!!よろしくお願いします。