#337 自販機の謎

ニュージーランドのオークランドで行われていたNZ式ラグビー・スクール3日目。
午前中はフィットネスジムでウェイトトレーニングの測定及び体力テストが行われた。ベンチプレスやスクワットを正しいフォームでどれくらいの重さを1回挙上できるかのチェック。
そして一定の負荷でどれくらいの時間動き続けることができるかのチェック。
僕はこの年の4月からジムに通い出して、ウェイトトレーニングに精を出していたのでこの測定は楽しみだった。
ベンチプレスもスクワットも参加者の中では上位になることができた。
持久力をチェックするテストは参加者の中で1位だった。
参加者に社会人チームの選手や大学ラグビーの選手も居たので、その結果は自信になった。
ニュージーランドのジムで驚いたことが一つあった。
ジム内にある缶ジュースの自動販売機の商品が1種類のみ。その1種類が
ドクターペッパーだった。
ワークアウトの後、飲みたくなる水やスポーツドリンクが皆無だったのだ。
炭酸が強く少しスパイシーなドクターペッパーで占められていた。
数台ある自販機が全てドクターペッパーだった。
ニュージーランドの他のジムへ行ったわけではないので、たまたまそこのジムがそうだったのかもしれなかったが、真偽は謎のままだった。
その時、飲んだドクターペッパーがあまりにも美味しく感じ、初めて飲んだドクターペッパーが好きになった。
どこか癖になる味だった。
ジムでの測定後、朝食を摂り、午後からはマリストクラブのグランドで練習が行われた。この日はコンタクトプレーメインだった。
タックルに、当たり、モール、ラックの練習が一通り行われた。
午前中、ウェイトトレーニングの測定だったので、身体がやや重かったがラグビーの基本の一つ、身体を当てることが主体の練習に精を出した。
僕は前日に続き、ブルースコーチからタックルを褒められたのはとても嬉しかった。練習後身体の至るところが痛かったが、爽快感があった。
続く…

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