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#344 5秒89

NZ式ラグビー・スクール最終日。
午前中は陸上競技場でランニングフォームの専門的なチェック及び指導が行われた。
まずは十分なウォーミングアップを行った後、50メートル走の測定を実施した。
僕はこのタイム測定で今回の参加者の中で一番の記録となる5秒89を記録。断トツで速い記録に専門トレーナーも驚いていた。
僕自身もこれまで出した事のない速い記録だったので驚いたが、大変自信を得る。
高校卒業後、2年間の浪人時代はほとんど運動らしい運動をしていなかった為、かなりの体力低下。
大学に入ってから地道にトレーニングをしてきたので、かなり体力も回復してきたのだろう。
その後、陸上の専門トレーナーによるフォームの確認とより速く走る為のアドバイスが各自になされた。
僕は中学3年間、陸上部で短距離走をやってきた経験が活きているのかフォームに関しては特に問題なし。
陸上競技場での指導が終わってから、マリストクラブのクラブハウスに戻り昼食。
午後からは今回最後の練習が行われた。
当初はチームでのコンビネーション練習が行われる予定だったが、予定変更。前日の試合の反省とこのプログラム全体を振り返って質問タイムが設けられた。
ブールスコーチへ個人的なスキルのことからチーム全体のゲームの進め方等々多種多様な質問が飛び出す。
ブールスコーチは一つ一つの質問に対して丁寧に答えていき、あっという間に時間が過ぎて行った。
スクラムハーフだけは以前名選手で現スクラムハーフ専門コーチであるリン・コリンズから直接指導を受けることができた。
最後の練習が終わった後、クラブハウスにニュージーランド代表のスーパースタージョンカーワン(日本のチームでもプレーし、日本代表ヘッドコーチも務め、2回ワールドカップ出場)が来ていると言う情報が入ってきた。
僕は急いで、今回ニュージーランドの書店で買っていたカーワンの自伝を持って、カーワンのいるシャワールームに行った。
本にサインをしてもらい、一緒に写真を撮って貰う。
僕が日本から来ている事と、カーワンと同じウィングであることをたどたどしい英語を駆使し、伝えた。カーワンは笑顔で頷いてくれた。
続く…



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