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#347 車窓から見える景色

約2週間に及ぶNZ式ラグビー・スクールが終わり、帰国へ。
今回、僕を受け入れてくれたホストファミリーに感謝の言葉と共に別れを告げた。
ホストファミリーのお母さんは日本で言うところの肝っ玉母ちゃん的な方で
シャキシャキ行動し、明るく元気な方。
僕を優しくもてなしくてくれた。お母さんはこの日も仕事の為、いつもの様に元気に出かけて行った。
僕を空港までお父さんが送ってくれることになった。
お父さんは寡黙だが優しさが滲み溢れている様な温かい方。
僕のつたない語学力の上、お父さんが寡黙というのも相まって車内は沈黙になることが多かったが、決して気まずさや息苦しさの様なものはなかった。
僕は車の窓から見えるニュージランドの景色を眺めながら、余韻に浸った。
この時はもう一度この国に来ようと強く思った。
空港までは1時間位掛かった。到着し、お父さんは空港内まで送りに来てくれた。
お父さんは僕が荷物検査のゲートを潜るところまで見送ってくれた。
今回、ホストファミリーにも恵まれて良い滞在となる。
日本までは10間位。
僕は機内でこのラグビープログラムの主催者である佐藤さんの隣に座り、今回のプログラムの感想とこれからの目標等を話した。
ニュージーランドでのラグビーキャリア作りに手ごたえを感じていた僕は
佐藤さんに熱く思いを伝えた。佐藤さんも熱心に聞いてくれ、日本でも再会する約束をした。
午前中に発ったオークランド空港。成田空港に着いたのは夜だった。
ニュージーランドは冬だが日本は真夏なので、飛行機から降り立つと日本の外気が生暖かく感じ、しばらくするとまとまり着くような暑さに包まれた。
と同時に人で込み合い、賑わっている感じもニュージーランドとは対照的。
迎えにきてくれた母と兄と共に家路へと向かった。
電車内でニュージーランドでの楽しかった出来事を興奮気味に母に話した。
車窓から見える景色の違いから、日本に戻ってきたことを受け入れて行った。
続く…

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