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汚れちまった悲しみは放置

うんと両腕を天に伸ばして、腰を落として、身体をくの字に押し曲げる。
ゆっくりと時間をかけて、全身がはち切れんばかりの痛みと心地良さを抱えた限界の体勢。
ここでキープ。ずっとキープ。
風が止みやがて虚無が訪れるまで、
ずっとキープ。
新宿駅、山手線14.15番線の間。
ずっとキープ。
じわじわと痛みに比べ心地良さの比率が増していく。風と日差しが肉体を浄化させていく。
きょうは日曜。

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