2018年6月の記事一覧
(劇評)操られるのはどちらのほうか
劇団ドリームチョップ『王様の耳は驢馬(ろば)の鼻』の劇評です。
2018年6月16日(土)20:00 金沢市民芸術村PIT2ドラマ工房
『王様の耳は驢馬(ろば)の鼻』のテーマは「AI(人工知能)」だと当日パンフレットに書かれていた。AIの進化の可能性とその恐怖については、あちらこちらで語られている。しかしこの芝居は、AIそのものについてではなく、AIという未知の事象さえも自分の手中に収めようと
(劇評)先に行って、待っている
ハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』の劇評です。
上演から時間が経ちすぎていますが、載せておきます。
2018年3月10日(土)14:00 アイホール
学びも働きもしていなかった頃が私にはある。外に出ることはあったが、ほぼひきこもりだったと言ってもいいだろう。過去形で書いてはいるが、今もしょっちゅう家に閉じこもりたくなる。ひきこもり精神にはあまり変わりがない。それでも今は、このような文章を