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海外協力隊活動日誌🇩🇴116日目「相手の懐に入っていくことが近道だったのかもしれない話」

今日の振り返り

今日はカウンターパートが朝からいたので、
早速計画書三者面談について相談。
内容についても相談。
そして、校内新聞の件も相談。
これについては1月から順次貼っていこうと、言われたけれど、12月号も作りたいし、密かに動いちゃおうと、、、ダメかな?

三者面談については日取りはオッケー!


12月の私が冬休みに入るまでにまとめられるだけやろう!
なにかワークショップのアイデアある?と
前向きなカウンターパート。
昨日、私も前もって少し用意したから、
ワークショップは大きく3つ考えてることを伝えました。

一つ目は「日本文化紹介」
これは文化ももちろん広めたいけれど、
効果的なスライドの使い方や
スライドはもちろん、板書での課題やポイントのおさえ方、声かけの仕方や巡視方法など、「日本の授業」を経験してもらうための時間にしたい。

二つ目は「理科実験」
教科書を用いながら、道具が揃わなくてもできる理科実験の紹介と実践をしたい。そもそもやったことのない人が多すぎて、理科室がないと実験ができないと思い込んでいるから、そうじゃないんだと分かってもらいたい。

三つ目は「健康教育」
栄養学やストレッチなどの運動学など、健康に関するワークショップを企画したい。健康意識が高いのに、低いドミニカ共和国の人に、知識として知ってもらいたい。君たちはプロテインの摂りすぎで野菜のとらなさすぎだと知ってもらいたい。

という話をプレゼン。
今までで正直1番いい食いつきをもらった。

そして何より伝わるように話すことが出来るようになってきたと、お褒めの言葉を頂いた。

大してスペイン語のレベルは変わっていないけれど
堂々と話すようになったからだと思い込んでいる。

間違っていたとしても、君たちの方がスペイン語知っているんだから拾ってくれよな!って気持ちで開き直って話せてるし、それってどういう意味?って会話で聞けるようになってきたのも大きい。

どういう意味?って聞いても
どうせ分からないからなって思って
聞かない時もあったけれど、聞いた方がいい!
何より分かるようになんとかして向こうも伝えてくれる。
それにやっと気づいた3ヶ月半。

朝ごはんはさつまいもでハッピーだし、
今日はいいことしかない。

朝ごはんの後はダンスの先生に呼ばれて講堂へ。
踊るのかと思いきや、
学内雑誌の取材!
ボイレコするね〜とかから始まり
いつ来たの、いつまで居るの、
何しに来たの?なんでドミ共?
ダンスは何でしてるの?
次にやりたい踊りは何?
どこ大学?学歴は?
先生たちはどう?
学生はどう?
などなど、事細かく聞かれました。

完成したら貰えるらしい!
その後は新しい振り付けクリスマス曲🎄
明日から本格的に練習も始まります。

インタビューの時にスペイン語のパソコンのキーボードを学生が使っていて、記念写真。
英語とちょっとずつ違うんよなぁ。

お昼は大好きなバカラオ!
今日は本当にいいことしかない!
アボカドもおっきいのにしてもらえてハッピー

少し踊った後は教育会議
1年間の振り返りの時期で
会議の事後報告書の原案の読み合わせ。

とんでもなく褒められている。
言われたことをしっかりやって、
提案して、意見を言うだけでこんなに褒めてもらえる世界線で生きているなんて知らなかった。

もっと出来ることがあるはずなのに、
悔しいので、しっかり胸を張って活動した!と言えるようになりたいと思う反面、素直に褒められて嬉しい自分が。

あぁ、今日はなんて素敵な日だ。

帰りがけに副学長とお付きの人に会って、
とんでもないスピードのスペイン語で、
5回も見たわよ!と。

はじめ何の話か全く理解していなかったけれど、
ダンスの話だと。
キャンパス長がいろんな人に話してくれているらしい。
そして、副学長は5回も見てくれたらしい笑
嬉しい。

活動から逃げたくて、
始めた大好きなダンスだったけれど、
これが自分の活動の円滑剤になるなんて
人生はどう繋がるか分からないな。

マラソンに向けて今日はウォーキング。
昨日の野球観戦が響いて
夕方はちょっと眠たい。

明日は金曜日!
マラソンキットを取りに行く日。
楽しみだな。

明日もがんばる!

#さやか先生の活動日誌


相手の懐に入っていくことが近道だったのかもしれない話

さて、ここまで今日が上手くいっていたのは
多分、ダンスのおかげ。

先週、先生たちの集会の前座でダンスを踊ってから、スペイン語を褒められたり、ダンスを褒められたり、周りからの扱いが本当に変わった気がする。

もちろん今までも優しくしてもらえていたと思うけれど、あなたダンスすごいじゃない!私より(僕より)上手だよ!と褒めてもらえることが増えた。
そして、ドミニカ共和国の人にとってダンスを踊れるということが、本当に大事なことなんだと体感している。

日本ならおおーすごい!とはなっても一つの個性として見られるだけだろう、が、ここはラテン。音楽に溢れた国で、正直踊るだけで世界が変わる。
そして大舞台でセンターをきめたことで、確実に私に対する見方が変わった。

覚えの早さや、ミスの少なさ、勝手に自主練してるところなどなど、多分日本人なら普通にしていることが、ドミニカ共和国の人からすると意外で不思議らしい。

腰の振り方はまだまだ要練習だけれど、そこもまた、がんばっているところを見せられる要素だ。

それからご飯を美味しく食べることもいいらしい。
日本食好きな人も多いけれど、
ドミニカ共和国ご飯が好きと、綺麗に食べることもよく褒められる。

それから野球。
行ったことを言わなくても、
ニュースに映っていたとバレる世界線。
それくらい国民が注目する野球を球場で観戦し、
素で全力で楽しんでいる姿が放映されていたらしい。

「あなた野球も好きなのね!」と。
リセイータなの?と盛り上がるほど。

ご飯を食べることも、ダンスを踊ることも、野球観戦も正直私の活動には全く関係ないけれど、でも、私の活動をしやすくしてくれているのは紛れもなく、ドミニカ共和国の文化たちで。

無理に好きになる必要はないかもしれないけれど、
相手の懐にはいる近道はこういう
たわいもないことなのかもしれない。

活動以外も、全力でがんばりたいと
そう感じた1日でした。

昨日球場でもらったグッズたち

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