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【1989年100日旅】47日目。モスクワ→タリン

1989年5月22日、旅は47日目。トーポリの綿毛が舞い始め、マロニエの白い花が咲くモスクワから出発。ノリコさんなど、知り合いの日本人がお見送りに来てくれた。現エストニアの首都タリンへ。エストニアは当時はソ連だったので、アエロフロートの国内線にて。タリンの空港は日本の銀行と同じ匂いがした。

タリンは赤い屋根の小さな建物がこちゃこちゃと立ち並び、細い道の走るかわいらしい街だった。モスクワの大きな建物が目立つ街並みとは違い、ヨーロッパ的。別の国に来たようだった(そして91年に別の国になる)。海が近く、シーフードがおいしくて盛り付けもきれいだった。

タリンでは当時も今も評判の良い、ホテルヴィル宿泊。現代的な建物と設備で、きれいな部屋は広く、父も一緒に泊まることになるのがうれしかった。ホテルの部屋からはタリンの街並みが一望でき、フィンランド湾が見えた。学校に行かずに各地を転々とする放浪生活の始まり。

そんな感じの47日目。旅は残り53日。

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