【1989年100日旅】92日目。ロンドン

1989年7月6日は旅の92日目。航空券の再発行依頼のためにまた航空会社へ。実際の搭乗はブリティッシュエアウェイズだったけれど、航空券を購入したアエロフロートへ。ソ連的仕事ぶりでなかなか再発行してもらえない。ただ、ソ連とは違い販促用の葉書がたくさん置いてある。全てアルハンブラ宮殿を写したもの。憧れて、全種類もらった。

その後、ハロッズへ。ヘアバンドやシュシュなどのコーナーがこの日からセールだった。前日見たときには8ポンドしたシュシュが、3.95ポンドに。妹とお揃いで赤いカチューシャを買ってもらった。1.95ポンドと安かった。母はロンドン土産のつもりだったからか、「こんなに安いのは香港製だからだよ。すぐに壊れちゃうよ」と別のものを勧めたけれど、それがほしかった。ロンドンから遠く離れた香港から運んでいるのに、香港製のほうが安い。強烈に経済の仕組みを意識した。

そのカチューシャはいじくっていたら簡単に折れちゃったのだけれど、おしとやかな妹のものは無事だった。しばらくして妹が捨てるというのでもらい受けた。実は今でもときどき使っている。

こんな感じの92日目。旅は残り8日。