攻撃中毒とドーパミンの話
こんにちは! 身体探究ダンサーのさやかです。
近年SNSの普及などで便利になった裏側で
SNSを使った攻撃、誹謗中傷、いじめなどが問題視されています。
面と向かって人と喧嘩したことない人も増加しているらしく相手に直接的に伝える方法を知らない人が増えてきているのもあるせいか
SNSを使った攻撃や受動的な攻撃が増加傾向にあるのかなと思いますね。
直接話せる相手であれば直接話を。
メッセージで話し合える相手なら話し合いを。
どちらでもなく更に遠い距離感なら突っ込んで行くでない。
私はそう思ってしまいます。
前置きはさておき
今日は攻撃性とドーパミンのお話です。
実は攻撃性というのは社会的不安が大きいほど増してしまうんです。
この不安感や恐怖などの情動は
主に扁桃体から生まれる感覚なのですが
この扁桃体が暴走してしまうと不安感が長く続いてしまいます。
※扁桃体のお話はこの記事ラストに
埋め込んでますのでそちらも是非ご覧ください!
ドーパミンという脳内ホルモン
言葉自体は聞いたことがある方が多いと思うのですがこのホルモンは扁桃体と深く関係しています。
ドーパミンとは
良い役割だとやる気のホルモンです!
ここぞという時にパワーを出すためにとても重要な役割を担ってくれています。
やる気→頑張る→成果出る→また頑張れる
良いループだとこういう流れです
しかしこのドーパミンですが
強い刺激などにより過剰に発生しやすく
そしてコントロールも難しいのです。
別の言い方だと
快楽ホルモンとも呼ばれているのですが
簡単に快楽を経験できてしまう
ギャンブル、タバコ、お酒や甘いものでもドーパミンは放出され依存傾向に陥りやすいとも言われています。
薬物依存などもドーパミンと関係しています。
よくある傾向は
やる気→頑張る→成果出ない→ドーパミン出してくれる行為を探す(上記に挙げた甘いもの、お酒などなど)
そしてなんとこのドーパミン
攻撃することでも出てきます。
自分が正しいと証明するために
人を攻撃したときにドーパミンが発生し
その快楽経験から攻撃することに依存してしまいます。
攻撃する→ドーパミン出る(気持ちいい)→攻撃する
ここに成功体験が追加されると更に
ループが強くなります。
そうだそうだー!!と一緒になって参戦する協力者が増えるとより加速します。
そしてこの協力者たちにも同じようにドーパミンが発生します。
扁桃体が暴走しているときは
特にコントロールが効かず自分にとって危険でないものでも危険と認識してしまい攻撃の対象としてしまう事があります。
そして攻撃された側も不安や恐怖から
扁桃体にスイッチが入ってしまいます。
そして社会的不安を取り除くために攻撃的な傾向がでます。
ちなみに攻撃にも色々種類があり
直接的な攻撃に限らず
コミュニケーションの中での勝ち負け
(マウンティング)などに現れることもよくあります。
このように負のループが完成してしまうのです。
文字にすると怖いですが怖がらせるためにこの記事を書いているわけではなく
もしループにハマりそうになったら思い出して今の自分の現在地を知るためのマップのように使って欲しいと思い書いています。
自分がこのような状態になっている時には
刺激などからは一旦離れて自分を労る時間を意識して取っていただきたい。そう思います。
そして身近な人がこういう状態になっている時に加担してはいけません。
相手に成功体験を与える事になり更に相手はこの状態から抜けれなくなります。
相手のことを思うならば少し距離を置くことがいいんです。
SNSの普及により多くの情報に出会う機会が増えましたがその事により扁桃体が刺激にさらされる機会が増え、不安や恐怖などを抱えた状態になる人が多くなっていると言えます。
そして情報が飛び回るネットを徘徊すると
時間を忘れて夢中になってしまいます。
簡単に快楽を得られてしまう
これらもドーパミン中毒になりやすい原因の一つです。
制限なくSNSを徘徊したり
テレビのつけっぱなし
攻撃的なコンテンツや人物
これらが身近にある環境だと
あなたの脳は攻撃的な回路を作っていく可能性が強くなると言う事です。
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