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世界一楽しいごみ処理場@デンマーク

PRディレクターのさやです。

こんばんは,寒さが募りつつある今日この頃ですが,皆様いかがお過ごしでしょうか。さて,今日はデンマークの世界一楽しいごみ処理場について,ご紹介します!

驚きのアイデアが詰まったごみ処理場!持続可能な社会として世界を牽引する北欧ならではの施設で,とても面白いです!では,いってみましょー!

世界一楽しいごみ処理場とは

デンマークのコペンハーゲンにある以下のごみ処理場。なんとスキー場と併設しているのです!廃棄物発電プラントの屋根が,スキー場になっているのです!全長370メートルのゲレンデ(!)は,芝になっていて,ハイキングやクライミングも楽しむことができます。

2025年までに世界トップのカーボンニュートラル都市を目指しているコペンハーゲンに設立されたこの施設の名前は,CopenHill

緑豊かな屋根は10,000m2を有し、標高85mの公園として微気候の変化や生物多様性のある景色が楽しめ、熱の吸収や微粒子の除去、雨水の流出を抑える機能も担うといいます。

参照:https://www.axismag.jp/posts/2019/10/148390.html

最新テクノロジーを備えたごみ焼却・発電施設に加えて,サステナブルなレジャー施設や環境教育の場として,市を代表する施設となっています。

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参照:https://www.copenhill.dk/news/corona-info

なぜ街中にごみ処理場を作ったのか

CopenHillの近くには集合住宅や,ヨットハーバーなどがあります。一般的にごみ処理場といえば,人が集まる場所からは離れた場所に設置されますが,CopenHillはいわゆる街中に設計されているのが特徴です。

あえて街中に設計した理由について,TBSの記事で以下のように触れられています。

世界初のスキー場があるゴミ処理場は奇抜なデザインゆえに建設コストは日本円でおよそ660億円かかり回収するには30年はかかります。しかし、ごみ処理場こそ人が住む都市のそばにあるべきだといいます。
「私たちは市民を巻き込みたかったし、ごみは捨てて終わりじゃないことを示したかった」(ごみ処理場広報担当 スーン・シャイビーさん)

広報担当の方がおっしゃるように,ごみは私たちの生活に直結している問題です。日常生活から出たごみが処理されて,環境に戻り,また巡るサイクルを自分が住む街で知ることができるのは教育という観点からも重要でしょう。

まとめ

今日はコペンハーゲンの世界一楽しいごみ処理場について,ご紹介しました。ごみ処理場というマイナスなイメージの施設をレジャー施設にすることで,ごみを身近に感じてもらうという発想が素晴らしいですね。奇抜なデザインが故に建設費が660億円かかったといいますが,それでも街中に作るべきだという想いを実行に移したことが一番すごいと思いました!いつかこのゲレンデで滑りながら,北欧のサステイナブルを体感したいと思います!

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