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今後の消費の鍵を握るミレニアム世代はSDGsネイティブ

PRディレクターのさやです。

今日はミレニアム世代に注目します。今後の消費の鍵を握る世代であるミレニアム世代。SDGsのネイティブ世代として,大きな注目を集めています。

ミレニアム世代とは

そもそもミレニアム世代とは,2000年代に成人する人々のことで,米国ワシントンのシンク・タンク「Pew Research Center」の発表(2014年)では、1981年から1996年の間に生まれた人々のことを,ミレニアル世代と定義しています。

似た概念でいうと,「Y世代」「Z世代」という言葉もあります。Y世代とは,1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指すことが多く、スマホやPCが生まれた瞬間から身近にあったため,デジタルネイティブ呼ばれますね。

世界最大の運用会社,米ブラックロックのラリー・フィンク会長兼CEOも、2019年に投資家に送った書面でミレニアル世代について言及しています。

ミレニアル世代の6割超が、企業の存在意義は利益の創出ではなく社会をより良くすることだと回答している調査結果を引用。

優れた人材獲得のためにも企業ビジョンを明確にすることが重要であるとのべています。

デジタルネイティブでもあるしSDGsネイティブでもある

デジタルネイティブという言葉はすでに市民権を得ていると思いますが,ミレニアム世代はデジタルネイティブであると同時にSDGsネイティブともいわれています。SDGsに関する環境問題や社会課題をまさしく自分事として捉え何らかのアクションを起こすことを是としている人の割合が多いのです。

また,2001年の米国9.11テロや2011年の3.11東日本大震災,過労死や社会における格差の広がりなど多くの社会的な問題を目の当たりにしてきたことも,世の中の課題を自分事として捉える人が多い世代である理由として挙げられています。

企業選びの新たな価値観

今後の社会の未来を担うミレニアム世代は,企業がどの社会課題を自社の重要課題としているのか,それに対してどのように取り組んでいるのかなどを企業を選ぶ基準としてもっているといわれています。

これは就職時や購入時にも同様のことがいえます。就職の際は,会社の規模や年収など,従来の会社選びの基準に加えて,「サステイナブルな取り組みやSDGsへの考え方」が新たな基準となっているのです。

また,購入時においては,エデルマンが世界11か国を対象に行った調査にでは,「自分が利用するブランド・企業を信頼できることが若年層ほど重要であると回答」しています。

前回ご紹介したSDGsウォッシュなど,うわべだけの取り組みはSNSなどですぐに可視化されむしろマイナスイメージに繋がりません。誠実な対応がより一層求められているのです。

まとめ

一応私は1994年生まれなので,ミレニアム世代に該当する年齢です。同じスポーツ用品ならプラスチック廃棄物により配慮した取り組みをしているブランドの商品を選びたいと思いますし,SDGsに積極的に取り組んでいる企業に就職したいと思います。というよりも私自身は国連での勤務を目指しているので本家そのものですが笑 私にとってはSDGsやグローバル連携が最も興味があることなので,とてもナチュラルな話題なのですが,そもそもそれが世代的な特徴であるということを認識しておくことも大切だと思いました!


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