見出し画像

SDGsの今:目標⑤ジェンダー平等を実現しよう

PRディレクターのさやです。

今日はシリーズSDGsの今,目標⑤ジェンダー平等を実現しようについてです。本記事ではアメリカ大統領選挙で注目されたジェンダーについても言及します。

目標⑤ジェンダー平等を実現しよう

途上国においては女性であるという理由だけで,学校に行けなかったり,強制的に結婚させられたり,家事育児をすべて担うのが当たり前という国がたくさんあります。一方,先進国においては女性が男性と比べて給与や昇進などの点において劣っていたり,意思決定層に女性が少ないという問題があります。下記の記事で日本におけるジェンダー不平等について触れています。

現状のジェンダー平等に関する達成具合は以下の通りです。例えばリーダー層に占める女性の増加や,早婚を強いられる女児は減少しているなど,一定程度の改善はみられていますが,達成にはまだ届いていません。また,新型コロナウイルスによるロックダウンなどで家庭内DVによるリスクが増加したことも懸念されています。自宅がすべての人にとって安全というわけでは決してないのです。

画像1

アメリカ大統領選挙における女性

アメリカ大統領選挙で,バイデン氏の勝利が確実となりました。歴史的な大接戦を繰り広げ世界的にも大きな注目を集めた選挙でしたが,バイデン氏に加え脚光を浴びたのが副大統領となるカマラ・ハリス氏です。彼女を一言で表すとアメリカ史上初が多い人黒人として,アジア系として,そして女性として初めての副大統領となります。

以下のツイートは勝利宣言の時のハリス氏のスピーチです。
「While I may be the first, I won't be the last.」
直訳すると「私は初めてですが,最後ではありません」となります。女性として初めて副大統領になりますが,これからも多くの女性や様々なバックグラウンドを持つ人が後に続くだろうという希望と自信あふれるスピーチに賞賛が集まりました。

このスピーチを聞いて,前回の選挙でトランプ大統領に敗れたヒラリークリントン氏の敗北宣言を思い出し人も多いでしょう。女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」という言葉を用いた以下の演説です。

「私たちは最も高い『ガラスの天井』を打ち破ることはできませんでした。でも、いつか誰かが打ち破るでしょう。そのときが、今、私たちが考えている以上に早いことを望みます」

副大統領という地位に女性として初めて就任するであろうハリス氏。大統領という最も高いガラスの天井を破る日も近いかもしれません。

まとめ

本記事ではSDGs目標⑤ジェンダー平等を実現しようについてまとめました。過去の多大な努力により,女性の社会進出は大きく進みましたね。世界では女性の大統領も増えてきましたし,日本においてもジェンダー不平等は随分解消されてきました。変えようという意思があれば世界は変わるということを証明してきた証ですね。まだ道のりは続きますが,改善されてきた過去をしっかり受け止めることも大事だと思います。今日もご精読いただきありがとうございました。

photo © World Bank/Visual News Associate(https://news.un.org/en/story/2020/10/1075832)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?