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スコーンが膨らまなかった
twitterで見ておいしそうだったので、スコーンをつくった。写真のとおり、ぜんぜん膨らまなかった。
原因はなんだろう?と考えて想像した答えはこれ。
・小麦粉がなかったので米粉の強力粉・薄力粉で作った → 粒子の細かさが違うから水分量が足りていなかったのでは。ベーキングパウダーで膨らませるには、ある程度水分がないと膨らまないような気がする。
その仮説をもとに検索すると、すぐに答え(の可能性)が出てきた。
仮説は見事にはずれているうえに、思い当たる節がありすぎる。
・バターの粒が残っている状態で良い。
→ダマができないほうが良い気がして潰そうと必死だった
・練らないように気を付ける。
→牛乳を加えてからは、生地をまとめようと結構必死に練った。
・バターが溶けるので、手でべたべた触らないようにする。
→手で練った。
練っちゃいけないのは小麦粉からグルテン※が出てしまうから(うどんのコシの素になるやつ)。バターが溶けちゃいけないのは、焼いた時にはじめてバターが溶けることで空間ができてザクザク食感になるから。そうでないと焼いても空間ができずどっしり重くなる。
(※米粉使用だからグルテンフリーのはず…と思ったが、小麦グルテン配合のものだった)
たしかに、出来上がったのは「かたくて甘さ控えめのクッキー」だった。
何が言いたいかというと、"性質を踏まえて、手順や対応を考えること" はものすごく大事ということ。
大事なのはわかっていたけど、もっと、ものすごく大事だなということ。
今回でいうと、小麦粉は練るとグルテンが発生する(性質)から、練らずに切るように混ぜる(手順)。
では。
じぶんの性質でいうと
・頼まれごとを後に回すと不安になるから(性質)、時短セオリーとは違ってもメールチェックは常にする(手順)。
・朝に塩分を多めに取ると終日ずっと喉が乾くから(性質)、朝はなるべく低塩にする(対応)
じぶん以外を考えると
・夫は小さいことですぐカッとするけど鎮火も早いから(性質)、その場で反応せずしばらく放っておく(対応)
・先輩の田中さんは同時にいくつか質問すると1つは絶対答えがもれるから(性質)、1つ解決したら次の質問を投げる(対応)
性質=他のものと区別しうる、そのもの本来のありかた。
(三省堂大辞林 第3版より)
他のものと区別しうる本来のありかたであれば、じぶんと確実に違う。人であっても "性格" より、"性質" と捉えた方がいいのかもしれない。
他のものと区別して、ある意味では感情と切り離して考えるためには、じぶんが冷静でいる必要がある。冷静、というかニュートラルな状態というのか。
気を張ったり、何かに気が取られているとそうはいかないから。ゼロに近い位置になるべくいられるようにしたい。
なるべく、ね。
スコーンに再チャレンジする予定はまだない。また、スコーンが膨らんだら、ここに書きますね。
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