「自分らしさ」を使い分けている

きのう、久しぶりに仕事をしている "瞬間" が楽しかった。

「結果が出て楽しかった」とか
「後から振り返ると楽しかった」とか でなく。


わたしは宣伝活動を担当する部署で、販促物の内製や外注制作管理なんかをしている。その業務の一環で、制作に使う写真のレタッチを自身でやることが増えてきた。

これが、とても楽しい。
写真撮影自体は、やり直しがきかないプレッシャーなんかもあって苦手意識があったけど、レタッチは出てきたものきれいにする作業。ちょっとしたことで劇的に印象が変わるのがものすごくおもしろい。ひとりで細かな作業に没頭するのも好きだ。


普段の仕事で "制作管理"とか"調整"とか、人に「お願いごと」をするために頭を下げることが多いのは別に嫌ではない。そういうことが性分的に苦手ではないし、周りからしたらむしろ得意だと思われている。 

ただ、そうやって「周りの人に力を貸してもらえ易い」というのは、仕事に限られた個性だ。


仕事の人とプライペートで連絡取りたいとほとんど思わないし、友達は少ない。その数少ない友達と喋っていても基本聞き役で、じぶんのことをあまり話さないから「困ったらすぐに助けてくれる友人がたくさんいる」みたいな状態には絶対にならない。


言葉にするとなんか寂しいな。でも、干渉されるのが得意じゃないから、実際はそれくらいでいいんだろうなぁ。


「個性を活かして」というときの「個性」や、「自分らしく働く」の「自分らしさ」は場所によって変えてもいいのかなと思っている。


ひさしぶりに仕事中で楽しかったのは、「ひとりで細かな作業に没頭する」ことができたから。これは普段仕事では起こらないシーンで、仕事以外の部分での「個性」に偶然ピッタリはまったからだ。


所属している先だけでみえる顔があってもいいと思っている。

じぶんの正直な気持ちを伝えられる人はすごいなぁと思うけど、わたしはそれがうまくできない。それもあってか、「その場でとる行動が、その場所にいるときの自分らしさ」だと思うかなぁ。


だから「正直でいたいのに」って思って行動できそうなら行動すればいいし、正直でいられなくても落ち込まないでいいとおもう。その場面で頑張れることを頑張っているんだから、とってもえらい。


わたしは今後も、自分らしさを使い分けていく。でもやっぱり、もっと技術職の割合が増えるといいなぁ。

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