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大学(院)進学に対する考え方の変化

学生時代のことがずいぶん昔に感じるさやか先生です、こんばんは。私自身が大学院を修了していることもあり、メディアで院卒の方を拝見すると、なんだか妙に親近感が湧いてしまいます。

理系の方(特に工学部)だと、私と同じでより親近感が湧きますし、文系の方は希少なので、すごいな、尊敬するな、と思っています。


大学院への進学について

ただ残念ながら、大学院への進学率は年々下がっているようで、2010年ごろをピークに緩やかに下降しています。(大学(学部)への進学率はまだ一応上昇しているみたいですが。)

この事実を知った時、とても残念だなと思いました。だって、大学院ってめっちゃ楽しいから。

私は、学部のときの研究室で引き続き研究がしたいと思い、大学院に進学しました。でも、必ず「この研究がやりたい」というテーマや研究室に巡り会えるとは限りません。

なので、大学院から別の大学に入り直すのも悪くないと思います。実際に、他大学から入ってきた方もいましたし、他大学を受験したり、進学したりした方もいました。

同級生で、東京大学を受験していた子もいます。東大とまではいかなくても、大学院で大幅ランクアップすることが可能です。大学院に行けば、それが最終学歴になるので、学部の経歴が不満な方は、ぜひ外部の大学を検討してみてください。

就職するルートもあるが…

もちろん、就職の道を選ぶこともできます。大学院への進学率が下がっているのは、「早く社会人の経験を積みたい」と考えている学生が増えているからかもしれません。

でももし、金銭的理由だけで進学を断念しているなら、よく考えたほうがいいと思います。

「自分の専門は〇〇です」と胸を張って言えるほど学んでいないなら、果たして本当に”大学に行った”と言えるでしょうか。

大学(学部)への進学について

年齢を重ねるうちに、大学への進学に対する考え方も変わってきました。

絶対行くべき派閥だった若かりし頃

正直なところ、大学なんて大した差はないと思っていました。珍しい研究を行っている大学や、スポーツで強豪チームを持つ大学などは別ですが、行ってしまえば同じかな、と。

だから、高卒じゃなくて大卒の方がいい仕事に就けるし、4年間で様々な学びや経験、人脈を作ることを考えると、行った方がいいと思っていました。

でもそれは、私の環境が恵まれていたから、そう考えるようになったのだと気が付きます。

「しょうもない大学なら行くな」派閥

私自身の少し前の考え方です。やっぱり大学にもランクがあって、いい大学には優秀な人が集まりやすいし、その逆も然り、ということを知りました。

とりあえずどこでもいいと思って大学に行くと、何も得られない4年間が待っているかもしれません。

だから、一定のボーダー以下の大学に行くくらいなら、時間とお金を無駄にせず、とっとと働いた方が身になると思っていました。

自分に何もないなら、ちゃんと勉強してまともな大学に行け

今までの論は、あくまで、「やりたいことが決まってない人」に対するアドバイスです。現在の私は、やりたいことが決まってないなら、まずは大学には行った方がいい、と思っています。

特別やりたいことがなくて、人より秀でたものがないと自覚がある人なら、ちゃんと勉強して、ちゃんとした大学に入れるはずです。(そのことに気が付けるかがポイントですが…)

”ちゃんと”の定義は難しいですが、私の中では、国公立か有名私大(東京だと10番以内くらいのイメージでしょうか)のみがそれに該当すると思っています。

それでも、現役時代には難しい場合もあると思います。その時は、何年もダラダラと浪人せずに、まずは入れるところに入って、前述の大学院でのステップアップの話を思い出してください。諦めなければ、いくらでも取り返せます。

おわりに

私自身が恵まれていたために、大学なんて別にどこでも変わらないだろうと思っていました。でもそれは、自分の周囲が自分と同じ属性の人たちばかりだからだったのだと、ある時気づいたんです。

親には、国公立、かつ、総合大学に行けと言われていました。それはもちろん金銭的な理由もあると思いますが、そこにどんな人が集まるか、知っていたのかもしれません。両親とも高卒なんですけどね。(笑)

「国立大学院修了のリケジョ」という希少属性をこれからも楽しんでいきたいと思います。

それでは今日は、この辺で。


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