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まるごと受け入れてくれた小さな世界

「なんか、ちがう」

その日にあったうれしかったことや気づきをある手帳に書いていたのですが、使っていくうちに違和感を覚えました。

どこに何を書くのか定めらていた手帳は書きやすいなと思って買ったはずが、だんだん書きずらさを感じて、書く気持ちが薄れていってしまったんです。

そこで、違和感の正体を探るため、その手帳とそっと距離を置いてみることにしました。

しばらくして、ぽんと浮かんだ気持ちは「まっしろな無地のノートに書きたい」でした。

どうやら「決められた枠組」があることに私は違和感を感じていたようです。

枠組みが決められていることで最初は「ちゃんと書こう!」というモチベーションにつながっていたのに、いつの間にか「枠組みは退屈」と心が感じるようになったのかもしれません。

ここは気持ちの赴くまま、無地のノートを探しに出かけることにしました。

それで見つけたのが、このノートです↓

初めて手にした「紳士なノート」

一面、まっしろなノート。普段私はカラフルなものが好きですが、まっしろで何もないこのノートの白さにすごく惹かれました。

スベスベのお肌を触っているみたいな触り心地でした!「まっしろ」は美しいと思います。

どこに書いてもいい、その日によって文章は短くてもいいし長くてもいい。白いキャンパスに絵を描くように、今日は何を書こうかと書き連ねる毎日…

自由気ままに書いていると、くすぶっていた心が「遊び」を思い出してくれるのではないかと思って、今日も書いています。

無地のノートで書く時間は、固くなった頭と心を遊ばせて柔らかくする柔軟体操のような時間になりました。

線に沿って書くのは予定調和。これまでの延長線上でレールに沿って歩むイメージ。反対に無地のノートに書いていると、予定調和を壊して「どこでどうなるのかわからない」を楽しむイメージがします。

ちょっと試しに「今頭に浮かんでいることや心にあるものをひたすら書く」を、よくある「横線が入ったノート」と「無地のノート」でそれぞれやってみたところ、無地のノートがやっぱり心地よかったんです。

制限なく心のままに書けると感じたのは無地のノートでした。

美して、自由で、丸ごとを受け入れてくれる私にとっての小さな世界。

これからも徒然なるままにこの小さな世界で遊びならがら、違和感と向き合おうと思います。小さな世界での遊びの積み重ねが、やがて大きな世界を描く原動力になると信じて。








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