【吉本興業所属のアイドル】になる前の私②
前回、
AKBに加入するのかのような勢いで挑んだアルバイト応募のお話
の続き→
(※noteサポートしてくださった方、ありがとうございます。とても嬉しいです…(TT))
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めちゃくちゃ気合いを入れた履歴書は、無事書類通過し、後日集団面接へと進めた。
大きな会議室のような会場へ行き(もちろん服装はとびきりお洒落していった。髪も巻いた。)
同じ年頃の女の子(みんな可愛い)が沢山来ているのを目の当たりにした私は
オーディションやん!!
こんなんアイドルのオーディションやん!!!!
益々気合い入れな!!!!!
と、一人ブチ上がっていた。
全ての筆記面接、質疑応答には
一つもこぼすまい、とメラついた。笑顔も忘れず。だってこれはもう、ほぼAKBのオーディションなのだから。※違う
今この会場に、自分以上に気合いMAXの人はいなかろう、そんな気持ちだった。
多分いなかったと思う。(いたらごめん)
そして無事、私はオープニングスタッフの座を掴んだ。
後日、合格した人を集めた説明会が開催され、その場で【博多】か【秋葉原】の系列店舗へ研修(5日ほど)に行きたい人はいますか?の問いかけに、この人見知りな自分が手を上げた。
これから一緒に働くとはいえ、知らない女の子たちと5日間も慣れない土地で泊まりで研修。
本来の自分ならやめておきそうなところだが、当時の私はとにかくメラついていたので
さすがに少し不安はあったものの、行きたいと希望した。
そして、行った。
博多へ。
たくさん学んできた。
大阪に帰ったらみんなに共有するために。
私たちがみんなを引っ張っていくために。
5日後、風邪を引いて帰ってきた。
そしてその風邪を拗らせてマイコプラズマ肺炎になった。
おわた\(^o^)/
自分のメイン職場、難波店への参加がみんなより一ヶ月ほど遅れた
店長
「えー、このお店には博多店に研修へ行ってくれた糸原さんという子もいます。ちょっと体調を崩してしまい、みんなとは合流が遅れますが、復帰したら仲良くしてあげてくださいね。」
新学期に事情があって遅れて参加してくる子のそれ。
張り切りすぎてスタートダッシュ、大コケしました
スタートラインにいたはずの選手が、ぱんっぱんのアップだけして消えた。
といっても最初の2ヶ月ほどはオープン準備期間。お店を1から作っていたのでまだまだオープンはしなかった。
「研修に行ったのに、みんなより先に色々学んできたのに
みんなにどんどん置いていかれる…」
「友達できるかな」「みんなもう仲良くなったかな」「こんなに遅れての合流、怖いな」
10代の女の子らしい不安も生まれた。(大人でも不安)
あんなに気合いしかなかった私は、まさかの展開にいっきにどん底へと突き落とされてしまった。笑うしかない。笑えなかったけど。
あと普通にマイコプラズマ肺炎しんどすぎ。
咳が止まらない止まらない。
咳のしすぎで骨が折れそう、の意味がわかった。痛かった。
※ちなみにこれがきっかけなのか、私は今でも気管支が若干弱い。
そしてなんとか無事、体調も良くなり、お店へ合流し働き始めることができた。
みんな優しくて良い子だったので、すぐに溶け込めた。
今でもみんな仲良いよ。だいすき。
そして私はここで2年半ほど働いた。
(ちなみに1周年記念事件簿の記事が過去記事にあるので是非読んでみてください!)
男子VS女子 1周年記念Tシャツ事件
大好きなAKBに囲まれて働くこの環境は楽しくて仕方がなかった。
周りも、同じようにAKBが好きな子や、アイドルを目指している子、逆にAKBとか全くわからないけど面白そうだからと受けた女子大生、女芸人さん、2〜3人のメンズ、ほぼ同世代の、いろんな人がいた。
場所がなんばグランド花月の1階にあったので、裏口で芸人さんとすれ違うこともよくあった。
「今、●●さんおった!」
「うそ!まじで!!」
こんな会話もよく飛び交っていたのを覚えている
制服も可愛いし、みんな仲良しだし、お客さんも優しい。なんかちょっとだけアイドルみたいな気分になれる。とっても楽しかった。
楽しかったけれど、私はどんどん
本当のアイドルになりたい。
そう思うようになっていた
大量のグッズや音楽、映像やサインなどの展示物で囲まれたお店、だからこそだったのかもしれない
自分もそっち側になりたい
画面の中のメンバーみたいに歌って踊りたい
ここで働けば働くほど、本来抱いていた
アイドルになりたい
という気持ちがまた、強くなっていった。
(続く→)
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