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今日2社落ちて、終活がリアルに迫ってきた

 今までnoteの就活体験記を読んで励まされてきた。私もいつか励ます側になりたい、成功体験を伝えたいと思ってきた。でも、それは無理そうだと思うようになった。もう6月。「リクナビ」で検索すれば2025卒向けのサイトが出てくることに軽くへこむ。

 友人はどんどん就活を終らせていく。まだ続けている友人たちは、4つくらい大企業の内定を持っていて、あとは交通費を稼ぎたいからと遠征を繰り返しているらしい。友人たちも、たくさん努力して、その状況を手に入れたんだと分かっていても、嫉妬してしまう。

 私は選べないまま、あと1社の面接を迎えるだけになった。今日、2社落ちた。とっても行きたかった取次の会社と出版社。運命はどうしても私を東京に向かわせてくれないらしい。

 実は、地元の新聞社に内々定をいただいてから、3か月が経っていた。そのころは、自分が本当にそこに行くとは全く思っていなかった。東京に出て、本に関わる仕事をしていると、漠然と信じていた。
 でも、その夢も、あと1社しかない。採用人数が1~5名のその会社に入れる確率が高くない事くらい、出版社就活を1年以上続けていたら嫌でも思い知らされる。でも、もうこれ以上エントリーしないことにしている。もう、走り続ける燃料が残っていない。もういいやって、某大手出版社の面接で、いいとこまで行って落ちた瞬間、思ってしまった。そこからは、なんか、無理だった。

 去年の6月に就活を始めた。そのころは、三大出版社しか、見てなかった。夢に向かって、努力ができていた。
 でも、今は、何に打ち込めばいいのか。田舎の地元で、自分がワクワクする暮らしができるのか。

 小説を読んでも、東京で働く登場人物に嫉妬してしまう。ましてや、「なんで私が出版社に入れたか分からない。私のポンコツ社会人生活」みたいな登場人物には、イラついてしまう。
 人生は、賭けた時間と労力が比例しないものだって学んだ分だけ、強くなれてたらいいな。

 
 
 

 

 

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