【ヨガ哲学】自分が自分の味方/バガバットギータ
こんにちは！
ウェルビーヨガアドバイザー吉田紗弥です。
まだまだ暑い日が続いておりますが、
冷たいお素麺などがおいしい季節ですね！
皆様いかがお過ごしでしょうか？
今日もヨガのお話を進めてまいります。
今から約2000年前に成立されたとされる、
ヨガの根本経典、
「バガバット・ギーター」には
私たちの生活をより良くしていくための
賢者の教えが記されています。
その中から今日はこの一説をご紹介します。
自己を高めるべきである。自己は自己の友である。自己は自己の敵である。
このバガバットギーターという書物は、
神様と戦士の会話形式の叙事詩となっており、
私たちが人生において、
大きな困難や苦悩、不安や葛藤がある時、
どう人生を生きていくべきがが書かれています。
そしてこの一説は
自分自身が、
人生において
最大の味方であることが大切である
と教えてくれています。
自分自身を支え、
自分自身を励ましていくことで、
人生をより前向きに
大きく開いていくことができるはずなのです。
例えば、
オリンピック選手で例を挙げてみましょう。
水泳の競技の直前にもし、
「失敗したらどうしよう、
自分には無理かもしれない」
とばかり考えてしまうと、
余計に緊張して良いパフォーマンスが
上手くいかないかもしれません。
しかし、
「練習をしっかりしたから大丈夫！
自分ならできる！」
と自分を励ますと、
緊張が和らぎ、
良い競技ができるかもしれません。
私たちも同じように、
大きなプレッシャーや緊張、不安、
どんな大きな困難が
目の前に差し出されたとしても、
自分で自分を応援し、
自分が最大の味方であることで、
ベストを尽くすことができ、
日常生活、そして人生を
もっと前向きに進んでいくことができるのです。
ここから私のお話になります。
先日私は夫と山中湖で
カヌーを体験してきました！
涼しい湖の上をまったりと進み
夏を満喫するという事で、
初めてのカヌーはとてもワクワク。
まずインストラクターに方が
丁寧に指導してくれて、
漕ぎ方、コツ、迂回の方法など基本を
教えてくれます。
何人かのグループがいたのですが、
親子もいたり、中高生くらいの子供も参加していたので、そんなに難しいものではありません。
まず最初の1時間はインストラクターと一緒に漕ぎ出していきます。
夫とペアで息を合わせて漕いで行くと
風も気持ちよく吹いて
天気も良く最高です！
雲の隙間から富士山も見え、
山中湖は私たちの他に
ヨットやサップで楽しむ人たちで
賑わっていました。
そして慣れてきたら自由時間。
インストラクターの方が
別の岸を指差して、
「あっちの方は人も少ないし穴場なので
そこを目指してみてもいいかもしれません」
とアドバイス。
よし、じゃぁ行ってみよう！
ということで進み出しました。
がしかし、
さっきの心地よい風が全く吹かず、
漕いでも漕いでも進みが遅い...
次第に疲れてきて、
集中力が切れ出します。
集中力が切れると
夫とのコミュニケーションも次第に雑になり、
声掛けが適当になってきます。
方角が乱れ、
「右！右！右だって！」
という夫の言葉に
暑さと疲れで若干苛立ち始め、
「わかってるって！」
と言いつつ漕いでも
目標の岸がまだ遠い...
疲れた...
と湖の真ん中でパドルを止めて
岸を眺めながら、
踏んだり蹴ったりの中で
向こう岸をはまだ遠い...
とうとう2人の間に諦めるか、
という雰囲気が漂い始め、
夫が
「もう引き返す？」
と聞いてきました。
どうしようかな...と迷っていると、
横から大きなジェットスキーのボートが
横切ってきました。
カヌーに比べてスピードも早く、
ボートも大きいため、
ボートが横切ると
わたしたちのカヌーはゆらゆら揺れ、
下手するとひっくり返りそうに。
まるで海賊船が横切ったかのようで
私達のカヌーが
小さな弱い船だなぁ
と感じたのです。
その時、ふと
最近見たNetflixの
実写版ワンピースを思い出しました。
主人公ルフィーが
大切な仲間と共に
海賊王になるために
冒険を繰り返す。
どんなに馬鹿にされようが、
ひたすら自分の夢に怯まず進む続ける
姿を思い出した時、
改めてスイッチが入り
思わず
「海賊王に、俺はなる！！！！」
と叫び、
もう一度漕ぎ出すことができました。
そこからまた夫と声を合わせて
パドルを動かし、腕が痛くなるのを感じましたが
必死に漕ぎ続け、
ようやく向こう岸に辿り着いたのです。
そこからの景色といったら
もう最高です！！
さっきまで
他のアクティビティをしている人たちで
ごった返していた湖とは違い、
太陽の光で水面はキラキラしており、
静かで綺麗な水面。
とても涼しくて、
なんだか空気も違って感じる。
達成感と喜びでいっぱいになり
諦めずに良かったーと思え、
改めてカヌー体験もいいもんだと
感じた出来事となり、
その日のお風呂は
日焼けで肌がヒリヒリしましたが
これも勲章です🎖️
私達は
日常生活の中で
大きな困難やピンチ、
プレッシャーを感じ、
「自分はもうだめだ」
と諦めてしまいそうになる時があります。
けれども、そんな自分自身を励まし、
最大の味方になることで
もう一度前に向かって
進んでいくことができるはずです。
まるで
大航海時代の冒険者のように、
私たちも
大きな自信を持ちながら
人生の可能性を広げていきましょう♪
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