幸せは委ねる事で手に入る!/ヨガ哲学、イーシュワラ・プラニダーナの実践
こんにちは!
ウェルビーヨガアドバイザー吉田紗弥です!
10月に入り、
秋めいた季節になってまいりましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今日もヨガのお話を進めてまいります。
今から約2000年前に成立されたとされる、
ヨガの根本経典「ヨーガ・スートラ」には、
私たちの生活をよりよくしていく、
賢者の教えが記されています。
その中から一説ご紹介します。
まず「イーシュワラ・プラニダーナ(神に全てを委ねること)」について。
私たちは、キリスト教の方だと教会へ行ったり、
イスラム教だとモスクへ行ったりすると、
「神様」
という存在を意識すると思います。
私たち日本人は
神社仏閣に行くと、神様、と
いう存在を意識するかと思います。
しかし、ヨガでは、神様というのは、
私たちの目の前に広がっている全ての
世界を神様だ
と考えます。
目の前に差し出される、
出来事や、
ありのままの世界がすべて
神様だというわけです。
そして
この一説の「サマーディー」とう言葉は、
簡単にいうと、
最高の至福感を表す言葉で、
まるで光のシャワーを浴びたような
とても幸せな境地
を表します。
ですので、この一説は
「目の前の世界、全てに身を委ねることで、
最高の至福感を手に入れることができる」
という一説になります。
私たちは、楽しいことや、
喜ばしいこと、自分の望むことが起こると、
「人生は楽しい!神さまありがとう!」
と素直に思えると思いますが、
一旦、苦手なこと、嫌いなこと、
自分が望んでいない現実が
目の前に差し出された時、
「人生は面白くない、ついてない、神様は意地悪だ」
と思ってしまいがちです。
けれども、
この現実を拒否するのではなく、
その裏側にある意味を考え、
探ってみようとすると、
実に私たちが思いもよらない
美しい世界、光に満ち溢れた
世界に辿り着くためのステップに
がある事気づくことができるかもしれません。
例えば、
学生の頃、
先生から宿題が出されましたよね。
宿題は、自分が好きな科目もあれば、
嫌いな科目もありますね。
例えば、国語が苦手だったとしましょう。
ひらがな、カタカナ、漢字の読み書きなどの宿題から本読みの宿題などがあります。
その時は「宿題なんてめんどくさい」
「宿題よりも遊びたい」と思うでしょう。
しかし、国語の勉強を深めることで、
読み書きができるようになり、
本や、漫画、そしてニュースなどが
読めるようになり、
自分の知らなかった世界を知ることができ、
大きな喜びや感動を得ることができるはずなのです。
そして大人になっても、
人生で同じようなことが起こっています。
日常生活の中で、
自分自身の好きなことばかりではなく、
自分にとって嫌なことも起こることもあります。
けれども、
その世界から差し出される
苦手なこと、興味のないことを
頑なに腕を組んで、拒否するのではなく、
一旦受け入れ、
思い切って、
身を委ねることこそが
私たちの人生を、もっと充実させ、
大きな感動や、
喜びにつながるのでは
ないでしょうか。
ここからこの一説にまつわる、
私のお話になります。
私は結婚する前、彼氏が欲しくて、
マッチングアプリを始めました。
いいねをして、相手もいいねが返ってくると、
マッチング成立ということなのですが、
なかなかお目当ての人とマッチングしない。
ある日、なんだか見た目が
真面目そうな人からいいねが来たと思い、
プロフィールを見たら、
趣味の欄に
「滝行」
と書いてあるのです!!
趣味、滝行、って書くあたり、
めちゃ癖ありそうだな、とそのままにしていたのです。
そして私は当時チャラついた人が好きで、
お笑い芸人の中でも
イグジットというコンビ名の
ピンク色をしたかねちーを推しており、
いろんな番組やyoutubeなども片っ端から見ていたのですが、
そのかねちーが何かの番宣で
滝行をしているVTRが出てきた時、
滝行は若干罰ゲーム的な感じもあるし、
あのいいねをくれた人は、
すごい変わってるんだろうな〜と
マッチングすることなく終わったのです。
それから2年後、インストラクターとして動き出した時、
同じスタジオにいた、
ダンサーでもあるインストラクターの方が、
「この前滝行行ったんだよ!
すごい最高だったよ!」
と滝行の良さを語っていたのですが、
その際も「すごいなぁ」くらいの
関心だったのです。
しかし
最近になって、
別のインストラクターたちから
「滝行のリトリート」に誘われたのです!!!
数年前から
「滝行」という活動が、
目の前に差し出されたにも関わらず、
特に意識をしなかったのですが、
ここまで
「滝行」を耳にすると、
これはもはや、世界が私に向けて
「滝行を経験してみなさい」と言わんばかり
ではないですか!
行く決心をし
メンバー7人で行くことになったのですが、
目的地の御岳山は
青梅方面で住んでいる埼玉から遠く、
御岳駅からロープウェーで
スカイツリーよりも高いところへ登り、
さらにそこから
徒歩で30分も
深い山奥へ進むという登山。
案内してくれたおじいちゃんらしき人が
「滝行」について説明してくれたのですが、
滝行とは
手でおにぎりを握るような形を作り、手を振るのです。
その意味は、
自分の魂を振り、
本当に大事なもの以外をすべて手放すという
ものらしいのです。
そして滝で打たれる時間は1人10秒を3回。
その手を振りながら
お経のような、マントラのような言葉を唱えるのです。
30分、獣道を進み続け、
若干息切れもしながら、そしてじわっと汗をかきながら進み、
やっと滝に来たら、
山小屋らしきところで
白装束に着替えます。
そしていよいよ、滝に打たれるのですが、
おじいちゃんはふんどし一丁になりお手本を見せてくれます。
それに続いて、最初の友人が
入る。
「え〜い!」と大きな声をあげて
入るのですが、
それはもう寒そうで見ていられない・・。
私は3番目だったのですが、
怖気付いてはいられず、
水の中に入ったのですが、
足からも全身が冷えるような冷たさ。
滝に打たれるように後ろの岩の壁にもたれると、
冷たさで息ができず、
出た後ガクガク震えるのです。。
「さ、寒い・・」と思いつつ、
同じインストラクターは続々と神妙に入っていく。
そしていよいよ最後になった
Mさんという、インストラクターが入る番になりました。
Mさんは普段、とても可愛くて、優しくて、
Mさんがいると周りも明るくなるような存在。
そんなMさんが入った時、
その顔がまるで白目を剥いて、
頑張って手を振り、マントラを唱えている。。。
その姿がなんともシュール・・。
厳かな雰囲気で
往々しい空気感、そして
洗練された滝行なんでしょうけど、
その顔は本当に変顔にしか見えない・・。
思わずフッと笑ってしまったのですが、
その同じ雰囲気を感じ取ったのか、
私の横にいた
友人も
「すごい顔ですね」と。。
緊張と緩和のギャップが凄すぎて、
緊張していた力が抜けたのか、
2回、そして最後の3回目まで滝行を続けると、
それはそれは予想していなかった気持ちよさ。
滝に打たれている間、時間が止まったような、
静かさと集中力の先にあるマインドフルな感じ。
滝から出た後は、
登山の疲れがきれいにとれ、
体がめちゃくちゃ軽い!!
この時初めて、
滝行の素晴らしさを身をもって
体験することができたのです。
あのマッチングアプリの人の趣味の滝行。。
好きな芸人さんが体験した滝行。。
インストラクターたちの誘い。。
目の前に差し出された誘いを
いよいよ受けた結果、
自分が今まで知らなかった
気持ちよさ、至福感を手に入れることができたのです!
私たちは、人生の中で
自分にとって不都合だったり、
興味の湧かないこと、
苦手意識があることが
目の前に差し出されると
それを拒み、自ら世界を閉ざしてしまいがちです。
けれども、
目の前に差し出される世界をありのままに
受け入れた時、
私たちは、自分の知らなかった
感動の世界が広がっているはずです。
まるで
泥の中から
美しい花を咲かす睡蓮のように、
私たちも目の前の
望まない世界をも受け入れ、
人生に感動という美しい花を咲かせましょう!
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