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いのちの神秘〜陣痛の真実〜

親友の赤ちゃんが産まれた病院へ会いに行ってきました。
親友は、陣痛が来てから3時間、分娩台に上がってから約10分のスーパー安産だったようです。

赤ちゃんは、小さくて可愛くて、病院のガラス越しにしか見られなかったけど、ずっと見ていたいくらい愛おしかったです。

「生まれる」という不思議

不思議だなぁ。
目の前にいる赤ちゃん。
ついこの間親友と会った時には、まだぽんぽこりんなお腹の中にいて、その赤ちゃんが、いま目の前に、触れられる場所にいるんだもん。

私たち女性の体に、この赤ちゃんが出て来れそうな穴なんて1つもないのに、出てきちゃったんだもんなぁ。
ママも痛かったろうけど、赤ちゃんも苦しかったろうなぁ。

そんなことを考えていたら、「陣痛」ってすごいな。
いのちって神秘的だな。
そう思えてならないんです。


ある助産師さんのお話

あなたは、ある助産師さんの有名なお話を知っていますか?
いのちを感じるきっかけにとここでご紹介します。
あなたは、何を感じますか?

赤ちゃんを産むとき陣痛というものがある。
陣痛は、初産で約24時間、2人目以降で約12時間続くものらしい。

妊婦さんの中には、この陣痛がとても苦しいので「産む側は大変、赤ちゃんは生まれてくる側でいいなぁ」と言う方もいるらしい。
しかし、助産師さんはこれは大きな勘違いだと言う。
赤ちゃんの方が、妊婦さんの何倍も苦しいのだと。

実は、子宮は筋肉であり、これが収縮したり緩んだりするのが、陣痛の正体らしい。
陣痛が始まり、子宮が収縮すると、赤ちゃんは首のところを思い切り締め付けられ、へその尾からの酸素が途絶え、息ができなくなるそうだ。

子宮の収縮は約1分間。
その間思い切り首を締められ、息ができない。
1分たてばまた子宮はゆるむが、また陣痛が来れば1分、息ができなくなる。
しかも陣痛の間隔はだんだん狭くなる。
この陣痛に耐えられなければ、赤ちゃんは死ぬ。まさに命懸けだ。
だからこそ、赤ちゃんは慎重なのだという。

陣痛がおこるためには陣痛をおこすホルモンが必要らしいのだが、このホルモンを出しているのはお母さんではなく、なんと赤ちゃん自身。
赤ちゃんはとても賢く、自分自身で自分が今陣痛に耐えられる体かを判断する。
そして、一番いいタイミングで、自分の生まれてくる日を選ぶ。

また、急に激しい陣痛を起こせば命が危いので、最初は陣痛を起こすホルモンを少ししか出さず、様子を見てホルモンの量を調整するらしい。

赤ちゃんの中には、予定日を過ぎてもなかなか生まれてこない赤ちゃんもいる。
途中で陣痛を止める赤ちゃんもいる。
そういう赤ちゃんを「うちの子はノンビリしてる」なんていうお母さんもいるけど、そのとき赤ちゃんは必死なんだという。
生まれて来ないのは、赤ちゃんが「今の体では陣痛に耐えられず死んでしまう」と判断しているからだそうだ。

赤ちゃんはみんな、自分で判断して自分の意志で生まれてくる。
「生まれたくて生まれたんじゃない」なんて人はいない。
すべての赤ちゃんは、その日を自ら選んで生まれてくる。
生きるか死ぬかの狭間の中、あの小さな体で必死に生きようと頑張っている。

子供を授かることもそうですが、出産は母親にとっても赤ちゃんにとっても、すべてが奇跡の連続なんだと。
あなたの誕生日も、あなたが命を懸けて、選んだ日なのです。
そう考えると、自分の誕生日が、本当に特別な日なのだと、改めて実感できるのではないでしょうか。

引き続き「コドモにいいを あたりまえに」考えられる空気を求めて、活動していきます。みんなで動けば、きっと変えられる。そう信じてがんばっています。ぜひ力を貸してください!