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体育について思うこと

EDUBASE TVでアカデミック先生のお話を聞いた。
内容は口外できないのでしないけど、
私の頭の中はいろんな出来事が駆け巡っていて、ちょっとおさまらないのでメモがわりに書くことにした。

体育の授業って?

結論を言うと、私は体育が好き。
理由は楽しいから。

だから、体育の授業をするときも子どもたちに楽しんでもらいたいと思っている。
単元のゴールは「楽しもう」だし、授業でも「楽しむこと」を意識している。
いや、正確には「私のような思いをして欲しくない」という思いが根底にあるのかもしれない。

初めての「楽しい」

幼少の頃は、海辺に住んでいた。
崖の上のポ・・・ちゃうちゃう、崖の上のアパート。
遊び場はアパート前にあった小さな砂場とタイヤ。
せまい環境で育った。
景色は抜群によかった。

幼稚園は1年保育。
同じアパートの友達4人で通った。

遊び場がぐっと広がったものの、初めて乗るブランコは怖かった。
高くこぐと、お尻がキュッとなる。笑

縄跳びは跳べなかった。
でも、担任の先生がめっちゃポジティブに声かけしながら、毎日の回数を園の手帳に書いてくれていた。
0がずっと続いていたのだけれど、1になり、3になり、最終的には普通に3けた跳べるようになっていた。
これが初めて体験した「楽しい!」だったと思う。
このときの先生には、本当に感謝している。

小学校の体育

小学校に上がるとき引っ越しをして、環境が変わった。
やんちゃな友達が多いところだった。

別に体育は嫌いじゃなかった。
競争心はあんまりなく、楽しめればそれでよかった。
そんなんだから、通信簿は3段階で2。
「あ〜体育だけ2かぁ〜」そんな感覚だったところへ、友達の一言

「運動能力ないもんね!」

衝撃だった。
「あ、私って運動ダメな人なのか」

そこから私は、「体育が苦手」というレッテルを自分で貼ることになった。
好きな教科を聞かれたら「体育以外全部」と答えたし、嫌いな教科は「体育」と答えた。

ただ、縄跳びは楽しかった。
できない技もできる友達の見様見真似でできるようになったし、はやぶさ以外はできるようになった。

あと、水泳。
6年間習っていたので、メドレーまでできるようになっていた。

そのためか、持久力はそこそこついた。
マラソン大会はミニバスやっている女子に次いで4位だった。
自分で自分に驚いた。

「あれ?私って運動ダメなはずなのに・・・」

そんな気持ちの小学校時代だった。

中学校の体育

身長がクラスで一番高くなってしまった。笑
入学式の担任の先生の言葉が忘れられない。
「1年でこんなにでかいやつもいるんだなぁ・・・」

入学早々、クラスマッチがあった。
バスケの得点が入る入る・・・「シュート係?」と笑われるくらい入った。
「めっちゃ楽しい!」
5クラス中、女子の部で優勝だった。

この頃から、ちょっと体育への姿勢が変化した。

「下手でも楽しめればいっか!」

通信簿は4だった。

プールの機械が不調で、ハンドボールをやることになった。
これでもかと得点が入る。
先生にフェイントやバウンドさせたシュートも教えてもらった。
めっちゃ楽しい!好き!

みるみる5になった。
ちょうど時代は、関心意欲態度を一番下から上へ動いたことが影響していたのかもしれない。

何はともあれ、私は体育の「楽しさ」を取り戻したのだ。

高校以降の体育

楽しかった。
体力も上がって、シャトルランは96回走れた。(今は無理!笑)
永遠に走れるんじゃないかと思うくらい、走ることも好きだった。
好きな人が走るの好きだったということもあるかもしれないけど・・・笑

大学では2002年のワールドカップの影響もあり、サッカーを始めた。
女子サッカー部は人数が足りず、大会には出られなかったけれど、いろんな世代の女子とサッカーをして遊んだ。
ウイイレもした。笑

社会人になってからはフットサル。
子供が産まれてからはできていない。
体力も落ちた。
ケガもこわい。笑

腕立て伏せができなかった。
でも今なら膝をついてだけど、できるようになった!
(muscle塾のおかげです!)

ラジオ体操〜遠山喜一郎〜

ベルリンオリンピックの体操選手に遠山喜一郎という人がいる。
欧米でスポーツを楽しむ人たちを見て、日本との違いに衝撃を受けたという。
戦後のラジオ体操を作った背景には、日本国民全体のため「誰もが心地よく体操をできるようにしたい」という願いが込められている。
「老若男女が楽しめる」そんなスポーツを実現しようとしていたのだ。

授業づくりで

私の小学校時代の体育への取り組み方は、もったいなかったと思う。
もっと楽しめばよかった。もっと前向きに取り組めばよかった。

けれど決して無駄じゃなかったとも思う。
苦手な子の気持ちがわかるからである。

体育に前のめりな子が「楽しい」というのはもちろんのこと、
体育に後ろ向きな子が「楽しい」と思える。

そんな単元デザイン、授業デザインを!!

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