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私が大切にしていきたい価値観

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2021年9月の記事一覧

見えない努力

ーー残暑が残る9月の初旬。 そろそろ、朝晩の冷え込みが激しく、長袖を羽織らなければ風邪でも引きそうな空気だ。 そんな秋の訪れを感じながら、外の太陽の光に照らされ、最後に残ったセミがジリジリ声を張り上げながら鳴いている。 まるで、夏の終わりを名残惜しそうに感じているみたいだ。 外を眺めると、いつの間にかトンボが至るところで舞っている。そんなトンボを見ると、太陽の日差しは暑けれど、なんだか秋を感じる。 そんなセミの喚き声と、優雅に空を舞うトンボを見ながら、少し冷たい風を感

「役割社会」の中のわたし

女として、教師として、親として、大人として・・・ 私たちは、よく自分自身の立場や、環境によって、「〜として」の振る舞いが求められ、「〜として」という役割に従うように、自身の行動選択やふるまいを変えていく。 このような社会を私は「役割社会」と呼びたい。 人々は、当然のように「〜として」という言葉を使うが、私にはそれが、幻想のように聞こえてしまう。 ・「〜として」という規範は、果たして、どこで生まれるのだろうか? ・どうして私たちは、その規範に縛られてしまっているように感

たばことお酒と父と母

私は、たばこを吸ったこともなければ お酒は全く飲めない。 仕事をする上で、お酒は飲めた方が良かったりもするのかもしれないが、私は、その日の体調次第で、すぐに動悸がして具合が悪くなってしまう。 「とっても付き合いの悪い体で生まれたものだ・・・」 なんて思ったこともあったが、たばこやお酒には、あまりいい思い出はないから、こんな体質に生まれてきて良かったとも感じる。 たばこと父と母私の父は、40代半ばまで、たばこを吸っていた。煙をもくもくさせながら、たばこを吸っている父を横