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【顧客獲得】料金改定後も無料で使えるLINE公式アカウントの機能紹介

こんにちは! Saya-Biz ITアドバイザー磯部です。

この記事では、2023年6月から料金プランの改定が発表されたLINE公式アカウントのまだまだ使える無料機能についてご紹介します。

 LINE公式アカウントは、無料で始めることができ、顧客へのご案内やメッセージのやり取りが出来ることから、多くの店舗や企業で新規顧客やリピーターの獲得を目的に利用されています。この度、2023年6月1日から料金プランが改定されることになりました。

◆料金改定後の変更点

・現行プランの料金

・2023年6月1日からの新プランの料金

※料金表はLINE公式アカウントオフィシャルサイトよりhttps://www.linebiz.com/jp/news/20221031/ 

今まで通り無料で使用する場合、登録してくれている友達に一斉に配信するメッセージは、最大200通までになります。
登録されている友達が50人未満であれば週に1回程度配信できるため、あまり大きな影響はありませんが、友達が200人以上いると、月に1回の配信も出来なくなってしまいます。

そのため、今までと同じようにメッセージの配信をメインにLINE公式アカウントを活用するなら、月5,000円以上の経費をかける必要があります。
しかし、登録者は200人を超えていても、「まだそれほどLINE公式アカウントを活用しきれていない」、「5,000円の経費を払っても費用対効果が期待できない」という企業・店舗さんも少なくありません。
 
では、もうLINE公式アカウントは使えないツールになってしまうのでしょうか?
そんなことはありません!!!!

◆無料のプランでも使える活用機能3選!!

LINEアプリは、⽉間アクティブユーザーが2022年12⽉末時点で9,400万人、毎日LINEを使うユーザーの割合は86%に達しており、幅広い世代で利用されているコミュニケーションツールです。
メールより手軽に送受信でき、到達率が高く、既読が確認出来ることから、個別にメッセージを送るチャットアプリとしてもLINEはとても優秀です。

※LINE公式アカウントホームページより
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/3/

LINE公式アカウントは一斉配信以外にも、無料で使える機能が多くあります。今回はその中でも、オススメの3つの機能をご紹介いたします。 

1つ目は、電話の代わりに使えて、テレビ通話も出来る【LINEコール】
2つ目は、一斉配信数が無制限になる【メンバーシップ】
3つ目は、お客様とのコミュニケーションを助ける【自動応答メッセージ】

(1)LINEコール

LINEコールは、お友達登録してくれたユーザーからLINE公式アカウントに通話やビデオ通話ができるサービスです。
企業・店舗にもユーザーにも、通話料が発生せず無料で使えます。
2020年からスタートした機能ですが、まだ活用出来ていない企業・店舗さんも多いです。
 
LINE公式の管理メニューで設定を行うだけで、すぐに、お客さまからのLINE通話を受けることが出来ます。
既存の固定電話に転送することも可能ですが、企業・店舗さんからお客さまに電話することは出来ません。

LINE公式アカウントのプロフィールやリッチメニューに「通話ボタン」を設置することで気軽に予約や問合せをしていただけます。

プロフィールのLINEコールに繋がる通話ボタン

それ以外にも、メールやLINE、SNSに載せたURLをクリックするか、QRコードを読み込むことで通話やビデオ通話を始められるため、InstagramやTwitterなどのSNSからの問い合わせ誘導としてもオススメです。

リッチメニューのLINEコールボタン:デザイン案

(2)メンバーシップ

LINE公式アカウント 提供のメンバーシップイメージ画像 https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2023/4473

メンバーシップは2022年1月にベータ版がスタート、2023年1月より正式版がリリースされました。
メンバーシップは「LINE公式アカウント」上で、オンラインサロンやレッスン、ファンクラブ、会員システムなど、月額課金のサブスクリプションサービスを作成することができる機能です。
 
独自のサービスプランを作成後、LINEの審査にクリアできると、企業・店舗さんの負担はゼロ、無料でリリースできます。
プランの代金として、顧客が支払う月額料金(400円〜15,400円)を設定すると、そこから手数用(10〜35%)を引いた残りが収益金として手に入ります。
メンバーシップでは、メンバー限定のクーポンを用意したり、動画や音声などのコンテンツを配信したり、メンバーだけの特典を作ることが出来ます。
また、メンバー向け一斉配信は回数無制限ですので、お得なメンバーシップをつくってメンバーになってもらえれば、LINE公式アカウントの有料プランを申し込む必要も無くなります。

(3)自動応答メッセージ

LINE公式アカウントでは以前から自動返信の機能がありましたが、手動で個別にやり取りするチャットとの併用が出来ませんでした。
LINE公式アカウント料金改定の案内後、今年から、手動の個別チャットと自動返信の機能の併用が可能になりました。
 
「応答メッセージ」は、「キーワード」に対して、返信する「内容」を事前に設定しておくことができます。 「キーワード」が、顧客からのメッセージに含まれていれば、自動的に返信されます。

例1:キーワード「駐車場案内」

自動応答メッセージを活用することで、問い合わせ対応の負担軽減や効率化につながります。

自動応答メッセージのキーワードは完全一致が必要です。駐車場の場所をご案内するキーワードを「駐車場」とすると、「駐車場を教えて」というお客様からのメッセージででは自動応答が働きません。そのため【駐車場】の【】の中の言葉だけを記載して頂くことが必要です。リッチメニューのボタンで「テキスト」を選びキーワードの言葉を設定すると、リッチメニューのボタンを押すだけで完全一致のキーワードを入力させることが出来るので便利です。

例2:キーワード「サロンメニュー一覧」

画像やご案内を組み合わせることでユーザーの利便性も高めることができます。

「キーワード」に対して、返信する「内容」は、文章だけでなく、画像や動画、クーポン、リッチメッセージ、カードタイプメッセージなどを組み合わせて5吹き出しまで作ることが出来ます。

  • 注文・依頼・予約確認・変更・キャンセル対応

  • アクセス・営業時間・定休日案内

  • サービス・メニュー案内

  • キャンペーン・特典情報提供

  • よくある質問への回答

  • イベント・セミナー案内

など様々なご案内に活用することが出来ます。

LINE公式アカウントは、一斉配信以外にも、様々な機能があり、企業・店舗と簡単にやり取りができる顧客にとって便利なツールです。
有料プランに変更しても、無料のまま使い続けるにしても、この機会に今までの使い方を見直して、更にLINE公式アカウントを活用してみてくださいね!

ご自身の業種やサービス、顧客ターゲットに合わせてどんな活用ができるかもっと知りたい、具体的にどう設定して良いか知りたいという場合は、ぜひ、狭山市ビジネスサポートセンターにご相談ください。

🖋この記事を書いた人
磯部百香(いそべ ももか)
ITアドバイザー

埼玉県生まれ。美容サロン・エステ専門のHP制作会社を立ち上げ、WebサイトやSNSを利用した集客を得意とする。品川区の創業支援センターで専門アドバイザーを務める中で、中小企業の活躍が地域の活性化に繋がることを経験。ITを苦手としている経営者のネット活用をサポートすることで、地域の中小企業の発信力強化と販路拡大の提案をしていく。

🍃🍃🍃 最後に 🍃🍃🍃

狭山市ビジネスサポートセンターは、ビジネスに関するお悩み相談や、課題解決につながるご提案で、地域の事業者および起業を考えているみなさまをしっかりサポートいたします。何度でも、無料でご相談いただけますので、気軽にお問い合わせください。

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