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〜コンタクト〜 宇宙の音を聴くSETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)


子供の頃から聡明で科学とパパが大好きなエリー。

ある時パパに尋ねてみた。

“Do you think there're people on other planets?”
「ほかの惑星にも人がいると思う?」
エリーの父親は微笑んで、やさしく答えます。
“If it is just us, it seems like an awful waste of space.”
「もし僕らしかいなかったら、広い宇宙がもったいないよ」

http://englishmaxims.seesaa.net/article/445208765.html
ジム佐伯のEnglish  Maxims


パパが倒れてしまいそのまま帰らぬ人となり、ひとり残されたエリー。
パパが言った言葉が忘れられないエリーは
知的生命体探査に自分の科学者生命をかけて取りくんでいく。
遥か何万光年先、宇宙のどこかで知的生命体が誰かに送ったシグナルを発見するまでのストーリー。
(日本公開1997年)

SETI (Search for Extra-Terrestrial Intelligence)@home

この映画が公開されたころに知ったSETI計画。
じっさいに電波を受信して探索するという。
@homeというのは、
膨大な量のデータを解析するために各家庭にあるPCを使うというボランティア参加型だからだ。

私も当時持っていたPCでネットワークに参加していた。
参加といってもバックグラウンドでデータを受け取り解析しまた送り返しているので、最初のサインイン以外何かすることもない。
ただ解析中のデータの波形を表示して見ることができるというワクワクがあるのみだ。

今なんか波形が変わった⁈なんて思いながら、画面をながめるのがなんともいえず楽しかった。
これがロマンというやつなのでしょうか。笑


そんなことをしていたので、
この”コンタクト”という映画はまさにわたしの琴線を弾きまくり、それこそ折に触れて見たくなり、もはや数えきれないほど見ていた。

砂漠の巫女

映画の設定では大きな電波望遠鏡が砂漠の荒野の中にいくつも並んでいる。
その画も圧巻。
立ち並ぶ電波望遠鏡をバックに1人オープンカーのボンネットに寝転び、ヘッドフォンをつけて電波の音を聴くそのシーンは、地球の雄大さや宇宙と繋がっていることを感じられる好きなシーンのうちのひとつだ。

1人ヘッドフォンでなにやら音をきいている、
その様があまりにも常軌を逸脱してると他の科学者たちから”砂漠の巫女”と揶揄されても、
エリーは自分の信じた研究をやめることはない。

そんな時に、ある時とうとう国からの研究援助資金が打ち切られることになってしまった。
一緒に研究していた仲間も諦めモードの中、1人新たな資金援助者をさがして、この研究がいかに有意義で可能性にみちているかプレゼンするがなかなか見つからない。なんとか見つかった資金援助者の提供された施設でまた研究をスタートした頃、
ふいに受信データが反応を示した。
1人荒野で聞いていたエリーがまっさきに気がついた。
仲間を呼ぶが反応が遅い。
車を走らせて電波望遠鏡を動かす指示を飛ばす。




彼方からのメッセージは、
ゲートをひらくメッセージだった。


膨大で広大な宇宙の中で
私達は、この地球という星は孤独なのか。
私達はどこからきてどこへいくのか。

今まで数多の科学者や哲学者が疑問をなげかけて、
そして研究しているこの問い。

そうやって宇宙船が飛び立ち、月に降り立ち、
はやぶさや火星探査機が宇宙へと旅立っていった。
その道筋にはだれもがワクワクしている。
はやぶさの公開着地には世界中が注目していたこともまだ記憶に新しい。


そしてこれからも私たちの宇宙への探究はつづいていくのだろう。

“If it is just us, it seems like an awful waste of space.”

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