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雨に打たれて かつ丼の旅 l 祈りの雨

 基本的に晴れ男なんです。
 それでも雨に打たれてしょんぼりの日もあります。
 なぜだか、そんな日には無性にかつ丼を欲します。
 しかもですね。離島にはこんなレベルのかつ丼はない。
 貴方、料理が特技じゃないの、自分で作ったらどうなの。という方もいらっしゃるかと。
 ところがですね。
 かつ丼は作ろうとも思わない。
 ちゃんとしたカツを揚げたらそれでご飯にしたらいいのです。何もそれを卵でとじて、という一工程を加える気にならない。
 それでこのメニューは外食の定番でもあります。
 
 さてここは諫早市の割烹たがわ。
 お昼時は定食とかつ丼の潔い2つのメニューしかありません。しかしその注文の8割はかつ丼です。駐車場から雨を避けて飛び込みました。
 大振りの丼に、普通のカツ定食に出せる分厚いカツが乗っています。これをふうふう言って食べるのですね。

割烹たがわ 諫早

 お次は佐世保市の行きつけのお店。
 この日の来店も雨宿りがてらです。
 この町は離島の発着場なので頻繁に訪れる足場になっています。
 そう、新規開拓なのです。私は新規開拓のメートル原器として、洋食ならハンバーグ、和食ならかつ丼を頼みます。その仕上がりぶりで他のメニューを図るのです。
 このろじ庵のかつ丼も好みの分厚いカツです。
 しかもお店の親父さんは自衛隊あがりらしい。
 わかるわ~この仕上がり。
 がっつりエネルギーが充填しそうだ。

ろじ庵 佐世保

 そして最近のオキニがここです。
 武雄市のかみやです。
 最近はバイクを乗り換えまして、その初ツーリングにこの武雄市を選びました。佐世保市街からも往復2時間の行程ですし、身近でもあります。
 このかつ丼は濃口醬油が効いていて。
 しかも甘味も強い、味付け重視のかつ丼。
 ここもとにかく美味しい。
 佐賀市の友人も手放しで褒めているのを聞いて。
 ぜひとも味わいたいということで、この少ないサイクルで2回も訪問しています。先日は帰りに冷雨に降られてしまい、泣き泣きの帰宅でした。
 こうして帰路にはフェリーいのりへ乗船するのです。

かみや 武雄

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