台湾2018 夏の旅 5
迪化街という通りがある。
日本統治時代からの古い町並みという。
何しろ私は日本史・世界史を指導していたので建築物も好物なので足を運んだ。
なんというか。
明治生まれが着想した和洋折衷の建築物が軒を並べている。
しかも鉄骨と石とコンクリが混在したものだ。装飾華美すぎるバロック調なのか、アジアに流行したコロニアル調なのか統一感のない町並みがごった煮になっている。まさにちゃんぽんになっていて、もうお腹いっぱいだ。
こうした街区ごとに意匠を調整していくのは、街路に顔を整えていくには、やはり欧州が長けていたのだろう。
こうした粗雑な扱いはない。
だがしかし。
その街にはそこかしこに商材が並び、朝粥を並べて活気がある。煤けて古びてはいても、どの建物にも血脈が通っていた。長崎にもし焼け残っていれば、見事に磨き上げられ無味乾燥な文化財なっていただろう。
軽く昼食をホテル内で摂った。
朝市で購入した甘豆腐の残りに、いつものフルーツ屋台でマンゴーを剥いてもらって持ち込んだ。主菜は台湾のモスバーガーの焼肉バーガーにした。
このバーガーとコンビニのおにぎりが大差ない金額だったので、不思議でしょうがない。おにぎりは海外では御馳走なんだね。
マンゴーも連日連夜のデザートにした。
台湾にいる間はほぼ連日、マッサージを受けていた。
この足つぼマッサージは観光客用のコースと地元民のコースがあると教えられたので、地元民コースを選択したけど。
悶絶した・・・それをくすくすと微笑むマッサージ師。
「こんなもんで痛いんかね」と顔に書いてありまして。
観光客には本当にキツいものでしたが。
効果は絶大でして、翌日の旅の備えになりました。
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