2/8 今日の日本史用語(15個)

陸奥国府:724年、多賀城に鎮守府とともに置かれ、古代東北の政治・軍事の拠点、蝦夷経営の根拠地となった。802年、鎮守府の胆沢城移転後は多賀城は国府のみとなった。

日ソ漁業条約:1956年、鳩山内閣の河野一郎農相は、サケ・マスの漁獲高について日ソ間で初めて条約を締結した。

救民:1837年、大塩平八郎の乱の際、大塩一派が旗に書いて掲げたスローガン。

徳人(得人):鎌倉時代、武士以外の庶民・農民・商工業者は「凡下」と呼ばれたが、そのうち特に富裕な者を指して徳人(得人)と呼んだ。

関東大震災:鹿子木猛郎の油絵。厳格な写実と堅固な構成で、関東大震災の際の悲惨な状況を活写している。

自墾地系荘園:王臣家・寺社が、浮浪人・奴婢などを直接監督使役して開墾し所有した私有地。買収した墾田を荘園とした既墾地系荘園と区別し、両者を総称して墾田地系荘園と呼ぶこともある。

太政法皇:足利義満の死後、朝廷から贈られた称号。子の義持が辞退した。

近江毛野:日本書紀によると、527年、加耶復興のための対新羅軍を渡海させようとしたが新羅と通じた筑紫国造磐井に九州北部で妨害され、渡海を遮られた。翌年、継体天皇が物部麁鹿火を大将軍として九州に派遣し、磐井を討った(磐井の乱)。

総需要:国内のすべての需要のこと。民間消費需要と政府消費需要に、民間と政府の投資需要を加えたもの。

協賛:大日本帝国憲法において、統治権の総攬者である天皇が、法律、予算を成立させる際に、事前に帝国議会が与える同意のこと。帝国議会は、天皇の立法権に協賛する機関であった。

オリンピアの祭典:ペロポネソス半島北西部の、神域とされたオリンピアで開催された祭典。前776年から4年ごとに女人禁制で開催され、期間中は一切の戦いが中止された。4世紀にローマ皇帝の勅令で禁止されたが、19世紀末に国際オリンピック大会として復活した。

イラク王国独立:1932 1920年イギリスはイラクを委任統治領とし、翌年ハーシム家のファイサルを国王に迎えた。イギリスの支援の下、ハーシム王家は力を伸ばし、1932年に独立を達成した。首都はバグダード。

組み合わせ式の釣針:縄文時代の釣針の1つ。西北部九州に特徴的に見られる。朝鮮半島のものと類似。マグロやサワラ・サメなどを捕獲するのに用いられた。

シンガポール占領:1941年12月8日にマレー半島に上陸した日本軍は南下を進め翌年2月にシンガポールを占領。占領後「大検証」と称し現住中国人に対する大虐殺を行った。人数については、数千人から約10万人まで諸説ある。

極東の憲兵:1900年、義和団事件に対し、英・米・日・仏・露・独など8か国連合軍が出兵。各国連合軍が鎮圧したが、日本の軍事力が主力となり、その有用性を列強各国に見せつけたところから評価され、「極東の憲兵」と呼ばれた。

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