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ゴミ箱


文章を書くことが上手かったことは無いと思う。それでも、あたしは忘れたくない感情と出会った時に、それを忠実にもう一度思い出せるように、自分に一番伝わる言葉と口調でそれをその都度書き留めている。あたしはそれを普段は備忘録、汚い感情を書く時はゴミ箱と無意識のうちに差別して呼ぶ。あたしの青臭くて時には汚い感情たちはみんな、iPhoneのメモの中にある。

手書きにはしない理由はちゃんとあって、それは単にアナログだと長続きしないからであったり、人に見られる心配をせずに済むからであったりする。最近ではiosのアップデートによりメモアプリにも鍵をつけられるようになり、その安心感からかより一層色々な感情をそこに仕舞っておくようになった。

日記ではなく、メモなのだ。メモの方が義務を負っている感覚がなくて良い。大事にしたい感情と言葉さえ残ればそれでいい。何よりも、恋愛ばかりしてしまうあたしが日記を書くと、ただの恋愛日記になってしまう。そして恋愛をしている自分が、あたしは大嫌いで大嫌いで仕方ない。

とにかく、その備忘録に仕舞っておいた言葉たちの中から一部を、noteにも残してみたくなったのである!多分、短編小説のような形で書くと思う。たぶん、ね。それから、noteという媒体を介して新しい何かを得られたら素敵だなと思う。読み手としても、書き手としても。

最後に。

あたしが憧れて焦がれる人は、自分とその青くささの全てを素直に曲にして、惜しげもなく人に晒しておいて凄く照れ臭そうに笑う。あたしはそれの小説版になりたい。


#備忘録
#短編小説
#メモ
#エッセイ

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