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息を止める事も大切②

  前回の続きです。
 

呼吸に合わせて体を動かしてみましょう。

どんな動きでもいいのですが、
せっかくなので
ヨガのクラスで行う「胃と肝臓刺激」をしてみましょう。
(別名 膝を曲げたわにのポーズ)
 行い方を簡単に説明してみます。

①仰向けに寝転ぶ
②膝を立てる
 (出来たら膝をそろえる)
③両膝を右へ倒す
  (気持ちよくできそうならこの時顔は左へ)
④膝の位置も顔の向きも元に戻す
⑤次に両膝を左へ倒す
 (気持ちよくできそうならこの時顔は右へ)
⑥膝の位置も顔の向きも元に戻す
*③~⑥の繰り返し。
 回数は気持ちよく続けられる回数(左右3回ずつ~10回ずつ位)

どうですか?

できましたか?

普段、教室では呼吸も伝えるのですが、
呼吸は書かずにおきました。

どんな呼吸で行いましたか?

呼吸のことを気にせず行った人は
もう一度行えますか?
今度は呼吸に気を付けて。

基本的な行い方は、
膝を倒す時、吐く。
戻す時、吸う。
です。

どうですか?

同じでしたか?
違った人も間違いでは決してありません。

では、私と同じだった人も違った人も
今行った反対の呼吸で行えますか。

どうですか?

やり辛い。
やりやすい。
ようわからん。っていう人もいるでしょう。

前回言ったとおりです。
からだは、
その人、その時によって違います。

のびのび気持ちよく行えればいいのです。

では、呼吸を止めるとどうでしょう?

気持ちよくのびのび行えるでしょうか?

一度息を止めたまま行ってください。
きっとこれは殆どの人が苦しいはずです。
大丈夫な人もそんな回数は多くできないはずです。

呼吸を止めて行うと、

緊張します。
硬くなります。
動きづらくなります。
すぐやめたくなります。

だから、ヨガのクラスでは
「息を止めないで。」
「止めたままにしないで。」
って声をかけることが多いです。

でもね、

倒す時も
戻す時も

もう一度
慎重に
丁寧に
より気持ちよく
じっくり
呼吸の観察を行いながらしてみてください。

何か気づきませんでしたか?

吐きながらの動作のあと
少しの間 息を止めていませんか?
吸いながらの動作のあと
少しの間 息を止めたことに気づきましたか?

もちろん
吐きながらの動作のあと
止めることなく
吸いながら次の動作に移れるという人もいるでしょう。

でも
本当にそうでしょうか?
短すぎて止めたことに気が付いてないのではないでしょうか?

とにかく
本当に止めずに行っている場合も
気が付かない場合も
かなりせわしない動きになってしまいます。
(例外的に、あえてそういうやり方をすることもありますが)

胃と肝臓刺激のような
比較的行いやすい動作は
息を止めたことに気づくのが難しいかもしれません。が、
何種類かの動作を続けて行う動き
(スーリヤナカスカル 太陽礼拝のような一連の動き)
を行うと、止める息を意識しやすいはずです。
一度知っている人は行ってみてください。

気持ちよく
慌てず
味わいながら

息を止める事は決して悪い事ではありません。
上手に付き合ってください。


止める(無意識に止まる)
を行う方が
吐く息も吸う息行いやすく
動作の効果も気持ちよく味わえます。

が、

人それぞれ
呼吸を止めるを意識してしまったためにやり辛くなることもあります。

やはり
常識にはとらわれずにのびのび気持ちよく行ってください。

その中で
たまに
たまあにでいいので
息を止める
あ、今息を少し止めたな。
ってちょこっと気に留めてみてください。

そうすれば

そうすれば

さあ、どうなるかはお楽しみです。

呼吸については
もっともっと書きたいことがありますが、
一旦ここまで
また機会をつくってかいていくことにします。









正確にはプラナヤーマ(プラーナヤーマ)といいます。


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