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自己紹介の記事を書いてなかったので、
改めて考えてみます。

小学生から中学生までは特に星に興味なし

小学校~あまり何も考えずに過ごし、教室にランドセル忘れたり、ゴミ出しのゴミを捨てずに学校まで持ってったりしていました。

自由研究で天体写真を撮っていた。なので少しは星が好きだったんだと思います。

中学校~下校中にハイパーヨーヨーやって先生に怒られる。友達の家の前でバスケしたりしてました。

高校生も部活もとくにせず

とくに高校時代も天文には無関心でしたが、ニュースでしし座流星群のことを知り、夜中に晴れ間にしし座流星群を見つけ、家族を起こして明け方に新聞配達しながら400個の流れ星を見る。
もしかしたらこの頃から星好きの素質があったのかも知れない。しし座流星群以外は百武彗星も見逃しているし、ヘールボップ彗星も自転車乗りながら振り向き様に見る程度だった感じで、全然記憶にありません。せっかく見られて理解できる年齢だったのにもったいない。そう考えると天文普及活動に力をいれたくなります。


大学生~天文指導員との出会い

子どもと関わるボランティアが好きで、いろいろ掛け持ちしてたら、大学の先輩に「天文指導員」というボランティアがあるよと聞き、話を聞くと「楽しそう☆」それまでのボランティア経験から、ボランティア活動の利点みたいなものを自分
なりに感じていました。

その時に感じていたボランティアの利点

・普段と違ったメンバーとの交流ができる。(違う学校や違う地域、違う学部や違う年齢の人、違う職業の人との交流)
・利益を求めていないから、善意だったり、好きという感情で参加している人が多い。みんな基本は優しい。
・その活動の専門的な知識については、研修等が用意されたり、詳しい先輩から無料で教えてもらうことができる場合が多い。
・一般の人(お客さん)と接するときに、なにかうまくいかなくなったときには、職員さんが最終的には対応してくれる安心感がある。

以上のことから、天文指導員のボランティアはおそらく研修等で先輩から教えてもらうことができ、失敗してもダメージは少なく、新しいコミュニティを構築できる。と思って入ったわけです。

面接を受けたときは、もう一人の学生さんと一緒に受けましたが、なんとその方は小学校の頃に天候してしまった同級生でした。名前を見てピンときて、久しぶりの再開。楽しみが増えました。

天文指導員の活動

ひと月に1回ほどの研修が科学館であり、同じ学生ボランティアの先輩が星座のことや惑星のこと、望遠鏡の使い方や天文現象などについて、丁寧に教えてくれました。資料もたくさん。ほぼ先輩の学生が手作りで用意していたようです。

望遠鏡はVixenの10cmの屈折。たぶんGP赤道儀に三脚。最初は屋内で望遠鏡の展開練習、ファインダー合わせなどを行い、慣れたら屋上で春の星を導入。先輩とペアを組んで教えてもらいながら、自分達でも天体の導入の練習をしました。

望遠鏡を触るのもはじめてだし、聞く天体の名前や神話も聞きなれず、インプットの量がとても多かった気がします。

メインは小学校のグラウンドでの移動天文台

ボランティア活動の内容は主に2種類。観望会と移動天文台。
観望会は、不特定多数の方が参加でき、参加者を固定しない自由観望スタイル。

移動天文台は小学校のグラウンドなど、広いスペースに天文車(望遠鏡を搭載した星座の絵が描かれた注目の車)で移動し、10cmの望遠鏡を展開して、グループに1~2時間程度、天体を見せて星空解説をする。
このメインの活動がとにかく楽しかったです。最初のうちはいろいろわからず、子どもたちに「あの星は何?木星ってどのくらいの大きさなの?」などと聞かれても、答えられず悔しい思いをしました。その度に「もっとたくさん学びたい!」と思ったものです。

宿泊研修もあり、キャンプ場に宿泊し、夜通し星を見るという経験もたくさんしました。晴れた夜はずーっと望遠鏡がいろんなところに設置され動き続けています。見る天体がなくなることがない。時間が経つとどんどん新しい天体が出てくる。普段は見ることがなかった暗い星も見え、正座線を初めて結ぶ。楽しかったなぁ。

曇った日も先輩の星空体験談をたくさん聞き、よい学びの時間を過ごしていました。


プライベートでも星見にガンガン行く

研修だけじゃないです。晴れた日があったら、大体先輩や星仲間から連絡が来て星見に行きました。研修の帰り道に暗い星見スポットに行ってみることもしばしば。
とにかくよく夜に星見に行ってました。
移動天文台の活動がある日も、活動を終えてから、「晴れてるからこのまま星見行く?」ということもざらでした。
この辺りは本当に星漬けでしたね。始めて先輩にM27を見せてもらったときもすごい感動したし、MがメシエさんのMだって知ったときも知識を得る楽しさを感じていました。

望遠鏡が欲しいが、お金がない

学生なので、そんなに使えるお金はなく、バイトするよりも星を見てる時間の方が長いからなかなか難しいですね。先輩が持っている望遠鏡を見せてもらったり、科学館から研修のために借用した望遠鏡を使って星を見ていました。「いつかは望遠鏡を買うぞ」と。

その頃の自己紹介に使っていた人生年表には「宝くじが当たったら自宅に天文台を建てる」と書いてありました。

この天文指導員というボランティアを6年続け、多くの人と出会い、星仲間も増え、たのしい青春時代だったなと今でも本当に思います。
仕事を始めて、科学館から離れたところに引っ越してしまったので辞めてしまいましたが、今は学生だけじゃなく、社会人もボランティアをすることができるようになっていて、さらに幅広い交流ができていることでしょう。

皆さんを星好きにしたきっかけには、どんなエピソードがありますか?

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